高いものは案外損にならない

高級なものが品質や機能が良いとは思わないし、そう信じてもいない。

ただ高級なものには、その値段に応じた「世界観」がある。

たぶん、高級な時計、高級な食べ物、高級なアクセサリーというのは、その「世界観」にお金を払っているのだと思う。

だから、5万円の料理が500円の牛丼セットより100倍美味しいか? と言われるとそんなことはないし、時間だけ見るならスマホで十分だ。

しかし、高級な時計や高級な料理、高級な車にはそれ相応の「世界観」がある。

500円の牛丼セットは美味しいが世界観までは提供してくれない。

ここまで書くと、別に「世界観なんていらねーよ」という人からの当然のような反発がくる。

しかしだ、世界観というのは『武器』であり『凶器』なことも忘れてはならない。

もし、ある日突然、金持ちが貴方に5万円のディナーに招待してくれたとしよう。

もうその時点で、精神的なプレッシャーがハンパないことになってしまう。

さらに言えばそこに赴くための服装が必要なことにも気付かされてしまう。

その金持ちが貴方になんらかの要求をしてきたら、もうその時点で精神的に敗北してしまうだろう。

粉末水素水だって買わされてしまう。

これは詐欺師がよくやる手口で、高級なレストランだったり銀行の会議室だったりホテルのラウンジだったり高級キャバレーだったり「威圧感のある舞台」を用意して、相手の思考回路を奪って、良いように相手を操作するという手口がもはや腐るほど存在している。

なにしろ、M資金などという戦後の亡霊のような詐欺が、未だに通用してしまうのだ。そのぐらい「舞台装置」ようするに「世界観」というものは貴方の思考回路を容易に破壊するのである。

だからこそ、である。

たまには贅沢して高級なレストランでディナーを楽しんでおこう。

できるだけ奮発して有名なホテルがどんな所だか確かめて置こう。

高級な服装やアクセサリーというもの、高級な車というものが醸し出す「世界観」とはどういうものか一瞬だけでも「体に通して」おこう。

そういった経験が、土壇場で貴方を『冷静にしてくれる』のだ。

通り抜け詐欺だけでなく、例えば今では完全に貴重品になってるウナギ。

良い店で鰻を奢ってくれた人に飲まれて、なんとなく不利な条件で仕事を引き受けてしまったりすることなんて、いくらでもある。

そういったことから『冷静にしてくれる』ために、一度高級な食べ物、ワイン、スーツ、時計、車などを奮発して「体に通しておく」経験は、決して無駄ではないのである。

確かに5万円のディナーは500円の牛丼セットの100倍美味しいわけではない。

だが、5万円のディナーを奢って、貴方から50万、いや500万円、5000万円の利益を引き出そうとするヤカラは、驚くほど身近にいるのだ。

昨今、20年ぐらいデフレが続いたせいで、高級品や高級な飲食物、衣類などを買う人をバカにするような傾向がある。

でも私は思うのだ。

高級品の「世界観による威圧」というのは決してバカにはできないものだと。

普段ネットで、「高級時計なんて買うのバカだろ、時間ならスマホで十分」と言っているような人こそ、詐欺師は「ニセの金無垢(に見える)ロレックス」を突然プレゼントして、数年間の粉末水素水のリース契約とかを結ばせたりしてくるのだ。

高級品の「世界観」は決してバカにできるものではない。

それはたやすく貧乏人から思考力を奪う威力を持っている。

そのために、予防接種のように「高級な世界を体験しておく」というのは、とても大事なことだと思う。

本当にTPOとか、世界観の魅力とか、もっと長々と語りたいが、とりあえず処方として「高級な物品が持つ世界観の思考力停止効果」については周知しておきたい。

数年分の粉末水素水を買わされるような(似たような詐欺はいくらでもある)ことのないように……

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