【ADF】シナリオだいたい完成版(執筆コンパイルS氏)

私のシナリオをコンパイルのS氏がリライトしてくれて、だいたい完成したバージョン。だいぶ「ゲームのシナリオ」らしくなっているのがわかる。

とても読みやすくなってる(恥)

このあとも、いろいろザクザク切られているが、基本的なアウトラインはこの時点でほぼ完成した。

あとはグラフィッカーさんたちが地獄を見る事に……

目次

 “AfterDevilforce”
The chronicles of FORLIS
月命暦216年 ~クォーダ~
『狂王の後継者』
イベント設定案

1997年12月16日

・戦況イベント(ゲーム前)
背景     :クォーダ周辺地図
グラフィック :軍隊を表す矢印
メッセージ枠 :大

・ストーリーイベント(ゲーム前・ゲーム後)
背景     :イベント用専用背景
ベルツ城会議室、クォーダ城の一室、ラウル軍テント内
死体の横たわる戦場、焼けた村落(計5枚)
グラフィック :キャラグラフィック
メッセージ枠 :大

・マップイベント・大(ゲーム中)
背景     :ゲーム画面
グラフィック :キャラグラフィック
メッセージ枠 :大

・マップイベント・小(ゲーム中)
背景     :ゲーム画面
グラフィック :顔グラフィック
メッセージ枠 :小

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■マップ1 『参軍誕生』 (ベルツ城攻略戦)
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●MAP1.戦況イベント。

・月命暦216年、開戦までのあらまし
留学という名目で、実質的な人質となっていた王子
カシス・クォーダ。そして、己の立身出世の為に国を
捨てた自称”天才軍師”エスク・ガノブレード。二人
がクォーダ首都カイラスへと到着した頃、大国ラウル
はクォーダに対し宣戦を布告、東部方面軍であるラウ
ル第二軍にクォーダ侵攻の準備を開始させていた。
父王の葬儀の後、略式ではあるが即位の儀が取り行
われ、カシスは王となった。即位したカシスであった
が、エスクを参軍にするという約束を果たせずにいた。
シシス王亡き後、メフメット・フォラス伯爵らを中心
とする貴族たちが軍の実権を握っていたからである。
メフメットら老将率いるクォーダ軍は、国境の要害
ベルツ城を攻撃。しかし、ベルツ城の城守ホイヘンス
・バタイユはよく城を守り、クォーダ軍は敗退してし
まう。シシス王のもとで活躍していた若手の将軍達が
更迭されていた為に、クォーダ軍は本来の実力を出し
切れずにいたのである。

そんな中で、エスクは自らを参軍とする為、密かに
動き始めていた…。

●MAP1.ストーリーイベント(ゲーム前)

<クォーダ城の一室>
カシス  「すみません、エスクさん。
参軍にするという約束だったのに…」
エスク  「まぁ、そう気にするなって。
そんなにうまく事が運ぶなんて思っちゃいねぇ」
「第一、あんな連中は、こっちから願い下げだ。
どう見ても、作戦通りに動けそうにないしな」
カシス  「…」
エスク  「参軍になれたとしても、現場の指揮官があれじゃぁ、なぁ」
「あのジジイどもじゃベルツ城は落せん訳だ」
「…ともすると、奴等に任せといたら、
このクォーダって国自体が無くなっちまいかねんな」
カシス  「それは困ります」
エスク  「ご心配なく。 実はな、もう手は打ってあるんだよ。
へっへっへ…」
「いいぜ、入ってきなよ」
ラデュス 「お元気そうでなによりです、陛下」
カシス  「ラデュス!!
ラウル脱出の際は、世話になりました!」
ラデュス 「なぁに、あれくらいお安い御用ですよ。
それよりもコイツらの紹介をさせてください。」
「ま、手近なコイツから」
リューダス 「なんだよコイツってのは!」
「えー、えぇと。
俺は、リューダスです。 第一師団を指揮していました」
「また指揮官に戻れるなら、何だってやります!」
カリュウト 「第三師団を指揮していたカリュウトと申します。
以後お見知りおきを…」
ラデュス 「この二人は、共にシシス様の下で働いていた者達です。
指揮官としての能力は、オレが保証しますよ」
「他にも出撃中の部隊にいる主だった連中は
今回の軍編成に不満を持っています」
リューダス 「リシナにマグナスの爺さんだろ、それに…」
カリュウト 「皆、シシス様に恩を受けた者達ですから、
きっと陛下の力になってくれると思います」
カシス  「ラデュス。 私の力で、軍の編成を
もとには戻せませんか?」
ラデュス  「無理でしょうな」
「あなたの兄上、宰相を務めるエディウス様は
一度決めた事を、そう簡単に覆さない方です」
「軍務に関しては疎いところがありますから、
どうにかして俺達の方が優秀な指揮官だという事を
証明する必要があります」
エスク  「じじいどもが落せずにいるあの城を落す、とかね」
「そこで俺様の頭脳の出番って訳だ」
ラデュス 「本当に、あの城を一個師団で落せるのか?」
エスク  「あぁ、任せときな。
いいかい? 俺の作戦ってのはこうだ…」

●作戦概要
1.勝利におごったベルツ城守備隊は、クォーダ第一師団に迎撃をかける為、出撃してきている。
まず、城の守りが手薄になった隙を突き、別動隊をもってベルツ城を攻略せよ。

2.城を落されたラウル兵は動揺するはずである。
その隙を突きベルツ城守備隊を壊滅せよ。

◇登場部隊
・クォーダ軍
近衛右翼大隊(750人) (750人)
第1師団 (4000人)
・ラウル軍
ベルツ城守備隊 (3000人) ※少ないので、クォーダ第一師団と同数程度まで調節したい。(大沢:okです、バランス取りは一任します、ただ上限は7000人以下に願いたいですが……)

◇勝利条件:
ラウル軍・ベルツ城守備隊の壊滅

◇敗北条件:
近衛右翼大隊の壊滅
第一師団・直営大隊の壊滅
作戦開始後XXターンの経過

●MAP1.マップイベント(開始時)

・城守の決断(小)
<ベルツ城>
ホイヘンス 「クォーダの兵は強いなどとは噂だけだな」
「クォーダ一国ごとき、
ワシらだけで落せるかも知れんぞ?
はーはっはっは」
ラウル兵 「閣下、伝令が届きました」
ホイヘンス 「ふん、またクォーダの山猿共が
夜襲を企んでいるようだな」
ラウル兵 「はっ。 複数の哨戒兵たちから
同様の報告が入っております」
ホイヘンス 「よし。
奴等に一泡吹かせてくれるとしよう」
「守備隊を出し、迎撃するのだ」
ラウル兵 「はっ!」
<敵兵移動>

<クォーダ軍奇襲部隊の位置に画面移動>
ラデュス 「どうやらうまく
ひっかかってくれたようだな」
「では、今のうちに
ベルツ城をいただくとしようか!」

●MAP1.マップイベント
・ 陥落 ベルツ城(小)
<ベルツ城>
ラウル兵  「敵だ!! 敵の部隊が…ぐふっ」
ラデュス 「よし、突入だ!!」

<ラウル軍守備隊の位置に画面移動>
ホイヘンス 「何!!」
ホイヘンス 「罠だったのか!?
全軍、急ぎ戻って城を奪回するぞ!!」

<クォーダ軍の位置に画面移動>
リューダス 「敵の司令官は正気か?」
「俺達の目の前で反転して
ただで済むと思うなよ!」

・MAP1クリア
リューダス 「深追いはするなよ!
ふぅ、思ったより楽だったな」

<ベルツ城の位置に画面移動>
ラデュス 「どうやらリューダスの奴も
終わらせたようだな」
「…しかし、エスクの方は
うまくやっているのか…?」

●MAP1.ストーリーイベント(ゲーム後)
・エスクとエディウスの会話

<クォーダ城の一室>
エスク   「……というわけでして」
「陛下の意志としましては
軍を以前の編成に戻すべきである、
とお考えなんですがね」
エディウス 「陛下の使者というから会ってみれば、
そのようなくだらない事ですか」
「既に軍令は発せられているのにも
かかわらず、今更それを
変えるわけにもいきませんね」
エスク  「それでクォーダが負けても…ですか?」
エディウス 「士官たちを替えたからといって、
そう簡単に事態が変わるわけでも
ないでしょう」
エスク  「そうでもないと思いますがねぇ。
まぁ、これをごらん下さい」
エディウス 「……これは!?
この報告は誠ですか?」
エスク  「能無し共を使っていては
できる事もできない」
「それは軍務も政務も同じだと
思うんですがねぇ」
エディウス 「……なるほど。
どうやら、そなたの言う事が
正しいようですね」

ナレーション
……かくして、クォーダ軍は、エスク・ガノブレー
ドの機略により、今は亡きシシス王健在のときと同じ
軍編成を取り戻した。エスクは参軍の地位を手に入れ、
ここにクォーダの新体制が確立する事となったのであ
る。

・ ラウル第二軍陣営
ツォン  「閣下……」
ウダイ  「なんだ?」
ツォン  「ベルツ城が敵の攻撃を受け、
陥落した模様です」
ウダイ  「それはまことか?」
ツォン  「残念ですが、
間違い無いようです」
「城主ホイヘンスからの連絡が
昨日より滞っておりますし、
斥候からも同様の報告を受けております」
ウダイ  「ふむ……」
「ホイヘンスも、もう少し保たせるものと
思っていたがな……」
ツォン  「ともあれ、これで補給など
多少の不利を抱えることになります」
「まあ、それにしたところで
我が軍の有利は揺るぎませんが」
ウダイ  「うむ」

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■マップ2 『火竜の降臨』(竜騎兵による長駆攻撃)
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●MAP2.戦況イベント
ベルツ城が攻略されたとの情報を受け、ラウルは
東部方面軍(第二軍)に続いて、北部方面軍(第五
軍)に動員をかけた。
クォーダ攻略に北部方面軍が加われば、その戦力
差は決定的なものとなり、クォーダに勝ち目は無く
なる。しかし、東部方面軍司令官ネユーフ・ウダイ
と北部方面軍司令官ノーラッド・ブラッケは仲が悪
く、第五軍の動きは鈍い。この情報を受けたクォーダ宰
相エディウスはエスクに協力を要請。北部方面軍を
無力化する道を模索していた。

●MAP2.ストーリーイベント(ゲーム前)
・エスクとエディウスの会話
カシスを前にしてエディウスとエスクが今後の方針を語りあっている。

エディウス 「……つまり、ラウルは
我が国を攻撃するにあたり、
第五軍までも動員するようなのです」
エスク  「正直な話、クォーダの戦力じゃ
ラウル第二軍を相手にするだけでも
苦しいな。
「いくらクォーダ軍の兵が強くても、
勝敗を決めるのは兵の数だ」
エディウス 「ただ、ひとつだけ面白い情報が
あるのです…」
エスク  「なに? なにかあるのか?」
エディウス 「第二軍の司令ネユーフ・ウダイと
第五軍の司令ノーラッド・ブラッケは、
昔から仲が悪い」
「というより、ブラッケが一方的に
ネユーフを敵視しているだけなのですが…」
「それをなんとか
利用できないものでしょうか」
エスク  「そいつは使えそうだな」
エディウス 「しかし、問題はその先です。
その仲の悪さをどのように利用するか…」
エスク  「難問だな…」
エディウス 「…」
パルティア 「失礼します」
エディウス 「おや、珍しいですね。
王子…、いや陛下付きの
そなたが茶の用意とは」
パルティア 「すいません。
係の侍女が何かあったらしく、
少々ふてくされておりますの」
「そのような者に茶を運ばせても
心和まないでしょうから、
私がでしゃばりました」
エディウス 「その心遣い、ありがたく
受けておきましょう」
エスク  「まあ、いきなり理不尽に
癇癪おこす娘っているよな。
男関係かな?」
パルティア  「存じません」
エスク  「で、あれやこれや理屈つけて
当たり散らしたり、
仕事サボったりするんだろう?」
パルティア  「お詳しいですね」
エスク  「育ち悪いから下世話なことには……
エディウス卿!」
エディウス 「何か思いついたのですか?」
エスク  「くっくっく、パルティア殿と
その勘気の侍女にお礼を、だ」
「そうだ、こっちがノーラッドに
怠戦の口実を作ってやればいいんですよ」

●作戦概要
北部方面軍の動員を受け動き始めた各諸侯の軍勢を各個撃破し、可能な限り兵站基地に損害を与えよ。
遠方への奇襲作戦の為、今回使用できる戦力は竜騎兵のみである。

◇登場部隊
・クォーダ軍
竜騎兵     (1000人)
・ラウル軍
シュルツ公国軍 (3000人)   ※(900.700.700.700)編成?←↓OKです
ウシュク伯爵軍 (5000人)   ※(1000.800.800.800.800.800)編成?
兵站基地

◇勝利条件
XXターン以内にXつ以上の兵站基地に打撃を加える事。

◇敗北条件
竜騎兵部隊の壊滅

●MAP2.マップイベント(開始時)

・ 竜騎兵登場(小)

<クォーダ軍(竜騎兵)>
リシナ  「さて……」
「だいぶ面倒な役目ですけど
よろしくお願いしますね」
ゲルダ  「はい」
「これから本国との連絡、
情報収集は私が行ないますので、
後顧の憂いなくお働き下さい」
リシナ  「しかし、今回の作戦は、
うまくいったらずいぶんと
画期的な作戦になるだろうね」
ゲルダ  「かも、しれません」
リシナ  「いきなり、素性の知れない人を
主席参軍にして、大丈夫かな
と思っていましたが…」
「あの人も、かなりできる人のようですね。
情報と連絡、そして機動力を
ここまで有機的に使った作戦はないでしょう」
ゲルダ  「いえ、そんなことはありません」
「こういう作戦は、昔からシシス様の
お考えにあった事です」
リシナ  「……?」
「もしかして、ゲルダさんは
あの人の事がお嫌いなのですか?」
ゲルダ  「いえ、嫌いというほどでは
ありませんが」
リシナ  「では何かあったのですか?」
ゲルダ  「目つきがいやらしいんです」
リシナ  「ははは」

・竜騎兵解説
竜騎兵とは、騎乗したまま使用可能な火器類を備え
た軽騎兵である。新兵器である擲弾の使用により、敵
兵を混乱に陥れ、火器の時代にあって重騎兵並みの衝
撃力を備えた最強の部隊となった。しかし、その装備
の特殊性、馬術や火器操術などに卓越した兵が必要で
あることなどから1大隊を編制するのがやっとであっ
た。精兵で名の知られるクォーダ軍にあって、なお虎
の子部隊と呼ばれるゆえんがここにある。クォーダの
軍事技術の結晶とも言うべき最新式の装備であり、最
重要の機密事項である為、公式に実戦で使用されたの
はこの戦いが始めてだとされている。

●MAP2.マップイベント
・ シュルツ公国軍撃破
・ ウシュク伯爵軍撃破
※撃破させるなら、ラウル軍の戦力を減らす必要があると思われる。(ラウル軍は行軍中ですし編成もまだなので、ある程度の打撃を受けると退却してしまうという設定では? つまり反撃よりも目的地に着く事を優先させるという形で)

●MAP2.ストーリーイベント(ゲーム後)
・ノーラッド・ブラッケと部下の会話
部下   「報告いたします!!」
「シュルツ公軍、およびウシュク公軍が、
我らが本隊に合流を果たす途上で
何者かの軍に襲撃された模様です」
ノーラッド 「貴様は阿呆か?」
部下   「は?」
ノーラッド 「何者か、じゃないだろう。
我が国は戦争状態にあるのだぞ」
「今、我が軍を襲うものは
クォーダの手の者以外にあるか」
部下   「は、はい」
ノーラッド 「で、どうなかった?」
部下   「はっ、はい。
かなり甚大な被害を受けた模様ですが、
両軍ともにこちらへ向かっているとのことです」
ノーラッド 「ふむ……。
これは大変な事態になったな」
ノーラッド 「……」
ノーラッド 「……本国と第二軍に使者を出せ」
ノーラッド 「我が第五軍は“クォーダ軍の大部隊”の
襲撃を受け、現在なおも交戦中…」
「よって、第二軍の救援は、
いささか遅滞するがご容赦されたし。
とな」
部下   「はっ」
「失礼します!」
ノーラッド 「さて…、これでよいのかな?」
ゲルダ  「はい……」
「しかし、よろしいのですか……」
ノーラッド 「なに、かまわんさ。
国を滅ぼすような戦は
泥沼になるのが常だ」
「ましてやクォーダの傭兵どもを
敵にするなぞ、考えただけでも
身震いがするわ」
「そんな危ない真似を
大事な部下どもにさせられるかよ」
「…ただでさえ、第二軍と違って
人材の質も兵の数もとぼしいん
だからな、ウチは」
ゲルダ  「……」
ノーラッド 「それに今回の戦は、ラウルにとっちゃ
百害あって一理なしだ」
「ラウルとお前達クォーダが傷ついて喜ぶのは、
どこのどいつだと思っている?」
「つまり、お前達の誘いに乗ったのは
そういうわけだ」
ゲルダ  「ご慧眼(けいがん)恐れ入ります」
(この人はこの人なりに、
ラウルの事を考えている、
という事なのかしら……)

・ 援軍来らず
ジャッド 「こ、これはどういうことだ!!」
ツォン  「言葉通りに取る以外にないでしょうな」
「『第五軍は戦列には加わわらないから
あとは第二軍で勝手にやってくれ』
といったところでしょう」
ウダイ  「ブラッケの奴め、
うまく身をかわしおったな」
「私を助けるのがよほど嫌とみえる……」
ツォン  「うまく口実を与えたクォーダのやり口を
褒めるべきでしょうな」
ジャッド 「しかし、これは明らかに敵前逃亡、
あるいは怠戦に値する罪ですぞ」
ツォン  「ノーラッド将軍の報告通りに、
クォーダ軍と交戦しているのだとすれば
一応の筋は通っていますな」
「そもそも第五軍は北部一帯の守護こそが
本来の任務なのですから」
ジャッド 「だが……、これではあまりにも」
ウダイ  「ベルツを落とした手際といい、
ブラッケを踊らせた事といい…」
「シシス亡き後でもクォーダには
良い軍師がいると見える」
ツォン  「たしかに…、クォーダの宰相は
軍事に疎いと聞いていたのですが…」
「さっそく調べてみることにしましょう」

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■マップ3 『輪舞』(シリュグ平原の戦い)
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●MAP3.戦況イベント

ラウル第二軍はベルツ城の目前まで進軍した。
ラウル第五軍の戦列参加は行われなかったもの
の、戦力の優劣で、依然ラウル軍が有利である
事に変わりはない。クォーダ進行への足がかり
とすべく、ベルツ城奪還の動きを見せる。
対するクォーダ軍は篭城を避け、野戦にて勝
敗を決すべく出撃。国家の威信をかけたラウル
と、自国の存亡をかけたクォーダ。ついにシリ
ュグ平原において、両軍の主力同士による決戦
の火蓋が開かれようとしていた。

●MAP3.ストーリーイベント(ゲーム前)

・ 軍議
-クォーダ軍:ベルツ城・会議室-

エスク  「……リシナ殿とゲルダ殿の働きで、
ラウル第五軍の動きは封じられた」
「これで、第五軍と第二軍に対して
2正面作戦を行なうという
最悪の事態は免れたというわけだ」
カシス 「まずはひと安心といったところですか?」
リューダス 「とは言っても、まだまだツライな。
彼我の兵力差は2倍以上もありやがる」
マグナス 「そうさのう」
「ラウルは装備も訓練も充実しておる。
傭兵師団の出先とはわけが違うじゃろうて」
エスク  「そうですね」
「こちらがベルツ城を手に入れているのと、
最新の装備を揃えていることを計算に入れて…」
「それでも、戦力は多少不利といった
ところでしょうか」
カリュウト 「……」
ラデュス 「それで打つ手は考えているのだろうな」
エスク  「一応はね」
「帰還の途上にある竜騎兵が、
開戦後に敵の背後を討つように
手配はしていますよ」
カリュウト 「リシナたちも大変ね」
マグナス 「それが手いっぱいというところかのう」
リューダス 「あーあ、兵が足らないってのは、
最悪だよな」
「ろくに奇襲もかけられないんだからなぁ」
カシス 「本国の第4師団を動かすのは……?」
エスク 「それも考えたが、第4師団は本国の治安維持の役目
も負っている。動員するわけにはいかないだろう」
エスク  「参軍としては心苦しいのですが、
後は諸将の働きにかかっております。
よろしくお願いいたします」
リューダス 「わかったよ。
しゃーねえ、任せときな」
マグナス 「祖国存亡の危機ともなれば、
粉骨砕身の体で当たらんわけにも
いくまいて」
カリュウト 「……」
ラデュス 「おう、任しとけや」

軍議後
会議室から出て行くリーリナにラデュスが声かける

ラデュス (おっ、可愛い娘がいるじゃないの。どれどれ)
「よっ、あんたも戦争に出るのかい?」
「パルティアも行くって話だし、
お付きの侍女も大変だな」
「…で、どうだい?
今夜、二人で出陣祝いでも、さ?」
リーリナ 「すいません……」
「私一応士官なんですけど……」
ラデュス 「えっ!?」
カリュウト 「私の部下だ」
リーリナ 「はい、カリュウト様の第2師団の
第3大隊長を勤めます。
リーリナ・ハイラウンドです」
ラデュス 「おいおい、大丈夫かよカリュウト」
カリュウト 「今回が初陣だが、これでも
男顔負けの剣技の持ち主だ」
「兵士どもにも好かれているし、
良い指揮官になると期待している」
リーリナ 「わぁ、ありがとうございます」
ラデュス 「いや、そうじゃなくてだな」
「こんな可愛い娘、戦場に出すなよ。
顔でも怪我したら国家的損害だぜ」
リーリナ 「いいんですっ。
カリュウト様の下で働けるだけで」
カリュウト 「少なくとも、敵軍よりそなたに
気を付けた方がいいようだな」
「いくぞ、リーリナ」
リーリナ 「はいっ!!」
ラデュス 「あーあ、もったいねー」
「まあ、気長に行くかぁ」

・ バイルとローゼ
-ラウル軍:野営地・軍幕内-

バイル  「なあ……、今宵こそ
色よい返事を聞かせてくれよ」
ローゼ  「冗談と受けとらせてもらうわよ?」
「まったく、奥方を参軍として
連れてきているのに、
何を考えているんだか…」
バイル  「つれないねぇ。
まあ、そこがいいんだが」
ローゼ  「悪いけど、私はあなたに
ちっとも興味は沸かないの。
特に今はね」
「だから、あきらめてちょうだい」
「あなたもラウル軍きっての遊び人なら、
ここは素直に引いて、
これ以上無粋なまねは避ける事ね」
バイル  「ちっ。 グラーフ公国の姫君は、
同じ女性に心惹かれてござります、か」
ローゼ  「イヤな言い方するのね」
「でも、半分事実だからしかたないわ」
バイル  「クォーダの“氷の瞳”
カリュウト・ウェゲナー」
「肖像画を見れば確かに美人だが、
冷たすぎて俺の趣味ではないね」
ローゼ  「あなたの趣味は聞いてないわ」
「私の祖国グラーフは
クォーダと国が近いし…」
「同じ女指揮官という事で
嫌でも比べられてきたわ」
「指揮振りも、容貌も、何もかもね」
バイル  「女だてらに師団一つ
指揮しているようなのは
確かに珍しいからな。」
「俺はもっと増えても
いいと思うがね」
ローゼ  「とにかく、あの女だけには
負ける訳にはいかないのよ」
「他人の評価はもちろん、
自分的にもね」

・ツォンとウダイ
-ラウル軍:野営地・指令本部-

ツォン  「……これは!」
ウダイ  「どうした? ツォンよ」
ツォン  「は! これは失礼しました。
先ほど敵参軍の情報が入ったのですが…」
「驚きました、これをご覧ください……」
ウダイ  「ふむ……。
なんと、我が国の修士だったのか」
ツォン  「エスク・ガノブレード…。
修士館では何度も落第を
繰り返してきた男です……」
「ですが、その軍略、謀略の冴えは
本物です」
「一度、私も兵棋演習で
奴に手酷い敗北を喫した事があります」
ウダイ  「修士館始まって以来の
天才と言われたお前がか?」
ツォン  「はい、奴とはもう一度、戦ってみたいと
思っておりました。」
ウダイ  「フッ、そうか」
「では、兵棋と実際の戦争は
違うという事を、証明してみせよ」
ツォン  「はっ!!」

●作戦概要
ラウル軍が全戦力を展開できない為、どうにか戦力は均衡状態にある。
勝利へのカギは後から登場する竜騎兵にある。
始めは無理をせず、竜騎兵が戦場に現れるのを待て。
竜騎兵登場後は、その攻撃力を最大限に活用して、一気に攻勢に転じよ。

◇登場部隊
・クォーダ軍
近衛右翼大隊
近衛左翼大隊
第1師団
第2師団
第3師団
※竜騎兵(中盤以降に登場)
・ラウル軍
第1師団(予備兵力:攻撃には加わらない)
第2師団
第3師団
第4師団
第5師団

◇勝利条件
ラウル軍前戦力中15%の壊滅 ※(仮)

◇敗北条件
クォーダ軍の全戦力中20%の壊滅 ※(仮)
クォーダ各師団直営大隊の壊滅

●MAP3.マップイベント(開始時)

・ カシスとエスク
-クォーダ軍・本陣-

エスク  「おーい、カシス見てみろよ。
人や馬がきれいに並んで…」
「いやあ、初めてみるが壮観なもんだなぁ」
カシス  「何のんきな事を言って
いるんですかエスクさん。
緊張していないんですか?」
エスク  「緊張って言ってもなあ」
「こんな壮観な軍容の片一方を
自分が作戦指導するなんて、
未だにちょっと信じられんのだ」
カシス  「何を今更……」
エスク  「だいたい作戦は決めちまったし…」
「後は現場の指揮官どもと総大将の
お前に任せときたいんだがなぁ」
カシス  「無責任な事、言わないでくださいよ」
「まぁ、僕もお飾りみたいなものですから、
あまり実感沸かないんですけどね」
エスク  「ははは、意外と大器なのかもな。
なあ、陛下」

●MAP3.マップイベント

・ ラデュス対バイル・ビュイック
バイル  「若僧のくせに俺にかかろうなんざ、
生意気なんだよ」
「女も知らねーで、早死にする
つもりなら来いや!」
ラデュス 「悪いな、若いがあんたよりは
経験豊富だと思うぜ」
「ラウルと違ってクォーダじゃ
軍人はモテるんでな!」

・リューダス対バイル
リューダス 「ふうん、ラウルにもなかなかの用兵
する奴いるじゃねーか」
「こいつは面白くなってきやがったな」
バイル  「ちっ、酒が切れてきやがった」
「野郎ども!
とっとと囲んでやっつけちまおうぜ」
<2回目>
バイル  「若いのに、なかなか
いい指揮ぶりじゃねーか」
リューダス 「だてに年食っちゃいねーな、あのオヤジ」

・ カリュウト対コンラート・ローゼ
ローゼ  「いたわね」
「会いたかったわ…。
カリュウト・ウェゲナー!!」
カリュウト 「敵の第3師団か……」
「全軍迎撃用意!」
ローゼ  「どちらが指揮官として優れているか、
証明してあげる」
「私の名はコンラート・ローゼ!
この名前、忘れられないように
してあげるわ!!」
カリュウト 「口数の多い指揮官だな……」

・ カタン兄弟
イバラード 「確か、クォーダの新しい王ってのは、
俺達と縁続きになるんだよな」
シバレース 「ああ、確か父の妹がクォーダに嫁いでいるから、
ちょうど”いとこ”という事になるな」
イバラード 「なるほどね、それが今は
敵味方になるなんてなぁ」
シバレース 「もともと、政略結婚だったんだ。
仕方あるまい」
イバラード 「ま、いいけどね」
「それより俺としちゃ、クォーダ一の強者
ラデュス・ベルナーに興味があるな」
「今回の戦はそのためにきたようなもんだ」
シバレース 「好きにするがいい」
「しかし、今回は
いつものようにお前の趣味で
指揮は替えるわけにはいかんぞ」
イバラード 「へいへい、兄上」

・ リーリナ初陣
リーリナ、出陣を前に緊張した面持ちで、周囲の兵士に聞く。
リーリナ 「……本当に大丈夫かな?」
兵士   「 隊長、どうかしましたか?」
リーリナ 「私、カリュウト様の下で働きたいとは
言ったけど、いきなり大隊長なんかに
なっていいのかな?」
兵士   「ああ、それなら大丈夫ですよ」
「戦争は俺達がやりますから、
隊長は後ろで励ましてください」
リーリナ 「それだけでいいの?」
兵士   「ええ、それがなによりの
指揮ってもんですよ」
「むさ苦しい男の隊長なんかより、
よっほどやる気が出るって
もんですよ」
リーリナ 「うん、がんばって応援するね」

<兵士の顔が一つですむようにしたい>(大沢:一つでもOKでしょう)

—–
<↓キャラを増やさないようにしたい。敵大隊長を顔のあるキャラに置き換える>
・ リーリナ対クルツ
リーリナの隊と対決した大隊長がぼやく
クルツ  「なんだなんだ?
クォーダってのはずいぶんと
人がいないようだな」
「こんな小娘が、
指揮官の真似事をしておるわ」

クォーダ兵士が言い返す。

兵士   「こらぁ!! ラウルの木偶隊長!」
「貴様だって、どーせロクな
指揮とれねぇんだろうが」
兵士   「それだったら、うちの
隊長の方が可愛らしいだけ、
よっぽどましってもんだぜ」
クルツ  「く、くそ……」
「やれ!! 奴等を打ちのめせ!!」
兵士   「てめえらなんかに、うちの
隊長は、指一本だって触れさせやしねぇぞ」
リーリナ 「みんな、敵を早くやっつけて帰ろう!!
死んだら駄目だよ!!」
兵士たち 「おお!!」
その様子を傍観していたカリュウト。
カリュウト 「……なかなかやるな、あの娘」
ウォルター 「ああいう、指揮ぶりもあるもんですな。
見事なものです」
カリュウト 「ああ、私には出来ぬ芸当だ」
ウォルター思わず吹き出す。
—–
・ カシスとエスク
エスク  「よお、帰ってきたか」
「どうだ、前線の様子は?」
カシス  「ずいぶんと激しい戦いが
交わされていたようです」
エスク  「さすがに、初陣の興奮醒めやらぬ
といった体だな」
「顔が赤いぞ」
カシス  「ええ、みんな僕が現われると、
盛り上がってくれるし……」
「正直、ちょっと酔ったような感じです」
エスク  「よーし、上出来だ」
「それでいいんだよ、
王や総大将なんてさ。」
カシス  「でも、エスクさんは
前線に出ないんですか?」
エスク  「ああ、下手に前線に出て
将兵たちに情が沸いても困る。
「冷静な判断ができなくなるからな」
「それに……、正直、恐いしな」

・ 竜騎兵到着
リシナ  「へえ……」
「あの人を参軍にしたカシス様の
目は確かだったようですよ」
「ちゃんと、あの人が予告した通りの
状況になっていますからねぇ」
部下   「このまま背後を付けば、
敵を切り崩すことができますな」
リシナ  「こういう……。戦場を
思うように動かしている辺り…」
「あの参軍の人はシシス様に
似たところがありますね」
部下   「ええ……」
「え!?
シシス様とですか???」
リシナ  「うーん、外見で判断しては
いけないと思いますよ」

・退却ツォンとウダイ
ツォン  「利あらずですね」
「背後からの竜騎兵の登場で、
我が軍の将兵に動揺が走っております」
「ここは一旦、退いた方がよいでしょう」
ウダイ  「うむ……」
ツォン  「下手に戦闘を続行して、
これ以上被害を増やしても、
意味はないでしょう」
ウダイ  「そうだな、各師団に
退くように伝達してくれたまえ」
ツォン  (エスクめ…)
(今日はしてやられたが、
これからはそうはいかんぞ)
(兵数の差というものが
どれほど動かしがたい現実か、
今に思い知らせてやる……)

・エスクとカシス
カシス  「やりましたよ、
敵軍は撤退を始めました」
エスク  「くそ……、やりやがる」
「流石(さすが)は修士館きっての
秀才だけあるな」
カシス  「え……?」
「戦いはこちらが勝ったのでは
ないのですか?……」
エスク  「今日のところはな」
カシス  「どういう事ですか?」
エスク  「思っていたより
敵の損害が軽すぎる」
カシス  「そういえば…。どの報告も、
敵がうまく兵をまとめて
退いた様子が伺えますね」
エスク  「えらい手際の良さだ」
「こりゃ、最初から敵は兵の数を
活かして、クォーダの兵をじわじわ
減らしていく気でいやがるな」
カシス  「それは最悪ですね」
エスク  「考えられる限り、どんな奇策より
嫌だな、こちらとしては」
カシス  「ベルツ城で篭城するというのは
ダメですか?」
エスク  「うーん…、この兵差じゃ無理だな」
「我々をベルツ城に釘付けにして、
別働隊を本国に侵入させるような
手を使われかねん」
カシス  「そう考えると、まだまだ
油断は出来ないのですか?」
エスク  「それどころか、ますます
苦しくなっていくだろうな」

●MAP3.ストーリーイベント(ゲーム後)
・リーリナとカリュウト
-クォーダ軍:シリュグ平原戦場-

カリュウト 「目を背けるな、
これが戦いというものだ」
リーリナ 「は、はい」
カリュウト 「指揮に夢中になっている時は
気が付かなかっただろう」
リーリナ 「はい……」
カリュウト 「私たちがしている事は、
まぎれもなく人を傷つけ殺す事」
「そして、それを
兵士たちに強制する事だ」
「こうでもせねば守れないものが
あるというだけで、死地へと
兵士達を追い込んでいく」
「私たちは絶対に、彼らから
目を背けたりしてはならないのだ」

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■マップ4 『雨中』(ベルツ城からの撤退)
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●MAP4.戦況イベント
シリュグ平原での両軍の激突において、一時はクォ
ーダ軍が有利に立ったものの、戦力に勝るラウル軍は
徐々に体勢を盛り返し始めていた。戦線は膠着状態に
陥り始め、兵が少ないクォーダ軍は苦境に立たされる
事となる。クォーダ参軍エスク・ガノブレードは、起
死回生の策として竜騎兵による奇襲を試みる。しかし、
この作戦はラウル参軍シーブル・ツォンに看破される
事となり、クォーダ軍敗退という結果をもたらす事と
なった。ラウル全軍を相手にした撤退戦が始まろうと
していた。

●MAP4.ストーリーイベント(ゲーム前)

・ ツォン
ツォン「エスク、そう虎の子の竜騎兵を動かすものではないな……」
(竜騎兵は、そもそも打撃力に重きを置いた兵科だ。前のような哨戒網をくぐるほどの長駆攻撃ならともかく、こういった奇襲には向かない……。)
ツォン「誰かいないか?」
兵士「はっ、なんでございましょう?」
ツォン「司令官と各師団長を集めてくれ、どうやら、あの小うるさいクォーダ兵どもにひと泡ふかせられそうだ。」

・エスク
兵士「報告いたします!! 先ほど、リシナさまより入信。『策は見破られました、敵の包囲網よりただちに脱出します』とのこと」
エスク「……」
兵士「参軍閣下!」
エスク「うるさい、ちゃんと聞いている。少し静かにしてくれ」
エスク(ツォンの奴、完全に見破りやがったか。こちらは奇襲で防御網が手薄になっている。そこを衝かれれば、全軍崩壊しかねん……。というより、ツォンなら……やるな。)
エスク「諸将を集めてくれ」

・戦線崩壊
諸将の前で
エスク「すまん……。完全に俺の作戦は裏目に出た」
カリュウト「リシナは無事なの?」
エスク「それもわからん状況にある」
リューダス「てめぇ、それでも主席参軍か!!」
エスク「すべては、俺の咎だ……。斬りたければ、そうしてくれ……」
リューダス「……」
カリュウト「……」
エスク「……」
マグナス「で、どうするのかな、下手をすれば戦線は崩壊しよう?」
エスク「その前に、ベルツ城を放棄し、撤退するべきだと思います」
リューダス「そんなに、状況は……」
エスク「悪い。伝令の報告によればラウル軍は総攻撃の用意を整え
てしまっているようだ」
カシス「しかし、撤退するどころか、せっかく取ったベルツ城まで
放棄するなんて……」
エスク「いや、俺だってただ撤退する気はない。再起の手は打つつ
もりだ、しかし……。」
カシス「しかし……?」
エスク「撤退するにしても殿軍を誰が勤めるか、だ。下手すれば敵
の総攻撃を受ける」
マグナス「となれば、ワシにまかせてはもらえんかの」
カリュウト「マグナス卿!! ここは私が」
リューダス「じじぃ、いいのかよ。俺に任せれば……」
マグナス「はっはっはっ、今まではお主らばかり活躍しおって、少
しはこのじじめに出番をくれんかのぅ」
マグナス(……最後になりそうだがの)

●作戦概要
ベルツ城は罠に仕掛け、放棄する。本土決戦に持ち込むという奇策を提案。

1.司令官を失い多大な損害を負った第2師団を逃がす。
2.エスクがベルツ城への罠を仕掛けおわるまでラウル軍を食い止める。
3.以上の条件を満たした上で、しかるのち全軍を撤退させよ。

◇登場部隊
・クォーダ軍
近衛右翼大隊
近衛左翼大隊
第1師団
第2師団
第3師団
竜騎兵

・ラウル軍(全軍)
第1師団
第2師団
第3師団
第4師団
第5師団

◇勝利条件
第1師団および第3師団の戦力を持って、XXターンの間、ラウル軍の進軍を食い止める事。

◇敗北条件
クォーダ軍全戦力中15%の壊滅
ラウル軍によるベルツ城の占領
各大隊直営部隊の壊滅

●MAP4.マップイベント(開始時)
・老将の死
マグナス 「ぐ、抜かったわ、
ワシもここまでか…」
クォーダ兵 「マグナス様!
救護兵を、救護兵を早く呼べ!」
マグナス 「それよりも…、後退した
主力部隊はどうなっておる?」
クォーダ兵 「は、後方に引いた師団は
なんとか陣容を立て直した模様です」
マグナス 「そう…か」
「なんとか壁としての役割は
果たせたようじゃのう…」
クォーダ兵 「マグナス様!
しっかりしてください!」
「くそ、救護兵はどうした!」
マグナス 「…シシス様」
「これから、このおいぼれめが
お側に参りますぞ……」

・シーブル・ツォン
ジャッド 「ツォン殿、さすがですな」
「まさか、こんなにも早く
敵の第2師団を屠れるとは
思いませんでしたぞ」
ツォン  「いや、これで油断しては
ならないでしょう」
ジャッド 「しかし、偵察兵たちの報告では、
敵は早くも逃げ支度を
始めているようですぞ」
ツォン  「こういうときが一番
気を付けねばならないのですよ」
「人望ある老指揮官を討たれ、
敵の士気が異様にあがっていますし…」
「我が軍も浮き足立っている
ようですしね」
ジャッド 「ほう、そういうものですか」
ツォン  (よい人だが……)
(ウダイどのの副官としては少し戦を見る目がなさすぎる…)

●MAP4.マップイベント

・ リューダスの指揮
リューダス 「へへへ……、
こいつは腕が鳴る」
「退却戦てのは、
一番難しいって言うからな」
「シシス様がいた頃は、退却戦なんて
経験したことねーし……、
面白くなりそうだ」
「退却するからと言って、
俺は負けたなんて思ってねーことを
奴等に思い知らせてやる」
「いくぜ!!
マグナスのじじいの弔い合戦だ!
派手に行こうぜ」

・ カリュウト
カリュウト 「……今日は少し
無茶をさせてもらうぞ」
ウォルター 「そうですな」
「私もあのじいさんには
ずいぶんと世話になりましたから」
カリュウト 「いくぞ!」

・リシナ
リシナ  「さて、我々も行くとしますか」
「みなさん弔い合戦という事で
少し熱くなっているようですが……」
部下   「はっ、ご安心ください。
我々は冷静にいきます」
シリナ  「いえ、思いっきり熱くなって下さい」

・ ラデュス
ラデュス 「見ろよ、周りは敵ばかりだぜ。わざわざこっちから出向かなくても、 あっちから獲物は来るんだ、こんな楽な戦いはねぇやな」
兵士「そんな事言ってるのはあなたぐらいですよ」
※一騎駆けは表現できない

・ カシス出陣
ベルツ城内で軍装に着替えるカシス。
カシス  「僕も出ます」
パルティア 「い、いけません!!
陛下自ら出るには、危険すぎます」
エスク  「カシス……、行くのか?」
カシス  「はい」
「僕の存在が少しでも
兵たちの励みになるなら、
行こうと思います」
エスク  「……そうか、気を付けて行けよ」
「パルティア、行かせてやれ」
カシス  「ええ、エスクさんも
早く仕事片づけて下さいよ」
カシス出て行く。
パルティア 「どうして……」
エスク  「カシスは今、必死で“王子”から
“王”になろうとしているんだ」
「しかも、偉大なる“狂王の後継者”
という大変な役目を負ってな」
「ここは奴の好きにさせてやるさ」
パルティア 「でも、陛下に何かあったら……」
エスク  「いや、大丈夫だろう。
なにせ優秀な部下がそろっているからな」
(…それに、これぐらいで
くたばるようなら、シシス王の
後を継ぐ資格は……ない)

・エスクの用意
エスク  「急げ!!」
「早く終わらせて、味方の
負担を減らしてやるんだ!」
兵士   「はい」
エスク  「城内に仕掛けた爆薬は、
ちゃんと敵が来てから
爆発するようにしておけよ」
「俺達が巻き込まれてはたまらんからな」
ゲルダ  (エスク様…)
エスク  (どうだ、本命の仕掛けの方は)
ゲルダ  (作業はまもなく終了します)
エスク  (よし、ご苦労)
ゲルダ  (一つだけ言っていいですか?)
エスク  (なんだ)
ゲルダ  (こんな事を考え付くなんて、本当に性格悪いですね)

・エスクの用意
エスク  「よし、準備はできた。とっととこの物騒な城から逃げ出すぞ」
ゲルダ(物騒にしたのはあなたじゃない……)
エスク「全軍に撤退の合図を出せ!」
兵士   「はっ」

・総撤退
リューダス「終わったみたいだな
撤退だ、もたもたしているとこちらまで巻き込まれるぞ。」

・ベルツ城接収
ベルツ城を占拠するぞ

●MAP4.ストーリーイベント(ゲーム後)

ジャッド 「罠を発見しました!」
「気がつかなければ、火薬に引火し
吹っ飛んでいたところです」
「参軍殿の指示が無ければ
何十人という兵が死んでいたでしょう」
「危ないところでした」
ウダイ  「読みがあたったようだな」
ツォン  「はい」
「奴の事です、ただで城を明け渡す
筈が無いと思っていました」

ラデュス 「罠は発見されてしまったようだな。
少しは時間を稼げるかと思ったんだが」
エスク  「あれでいい」
ラデュス 「なんだって?」
エスク  「後で役に立つことがあればいいんだが。
いや、役立ててみせるさ」

・カリュウトとリューダスとリシナ
カリュウト「リシナ!! 無事だったの」
リシナ「ただいま。いやはや、大変なことになってしまって」
リューダス「って、おい。一番大変だったのはお前だろうが」
リシナ「そうですかねぇ。それはそれとしてマグナス卿が亡くなられたと聞いたの ですが……」
カリュウト「ええ……。撤退する我々の楯になって……」
リューダス「だから、お前だけでも帰ってきてくれてよかった」
リシナ「そうカンカンに死なないですよ、私は。先に死んでリュードにカリューを独占させるつもりはないですからねぇ」
リューダス「それを言うなら、俺だってさ。」
カリュウト「もう……。二人とも勝手な事言って。大変なのはこれからなのに」

————————————————————————————————-
■マップ5 『灼熱の雪土』(クォーダ国内戦)
————————————————————————————————-

●MAP5.戦況イベント

ついにクォーダの国土にラウル軍の進入を許す事になった。地の利を知悉しているクォーダ軍は頑強に抵抗するが、第2師団を失ったクォーダ軍は、ラウル軍の圧倒的な数の軍勢と、ネユーフ、シーブル以下の諸将の隙を見せない戦闘指揮に徐々に追いつめられていくのであった。

●MAP5.ストーリーイベント(ゲーム前)
カシスとエスクの会話
エスク「そろそろ、この辺りで足止めしてやらんとマズイな」
カシス「そうですね。そろそろカイラスにも近くなって、民たちにも動揺が広がっているとエディウス兄より、連絡がありました」
エスク「それ以上に、ここらで時間を稼がないと例の作戦が間に合わなくなる恐れがある」
カシス「では、この地で一度軍を展開させることにしましょう」
エスク「そうだな(決断も早くなったし、この坊やもずいぶんと頼もしくなってきたな。大したものだ。ここで終わりにならなければ、きっといい王)になるだろう」
カシス「どうしました? 難しい顔して」
エスク「見とれていたのさ、お前に」
カシス「え……?」

諸将を集めた軍議
エスク「……というわけで。一度、この地で軍を展開して戦いを売ることにする。正直、こっちに有利に軍を展開できるのも、ここが最後ぐらいだろう。あとは都に一気に進軍されることになる。ここらである程度の損害と足止めを食わせてやらないと、あとに戦略のとりようがなくなるというわけだ」
リューダス「待ってましたといいたいね。いいかげん退却戦も飽きてきてたところなんだ」
カリュウト「それに、これ以上逃げ続けても、兵の士気にかかわる」
エスク「(こんな時は強がりでもありがたい事だな。改めてクォーダには、いい将が揃っている)」
カシス「幸い、この地ならば的に包囲される事もなく戦えるでしょう。できる限り、敵に出血を強いてこれからの戦いを我々が有利に運べるようにしましょう」
リューダス「おう、任せときなって」
カシス「それから、変な話ですがみなさんあまり無理をしないで下さい。」
カリュウト「……わかりました」

●作戦概要
クォーダ軍は数に劣る。山岳特有の狭い地形を利用し敵に損害を与えよ。

◇登場部隊
・クォーダ(全軍)
・ラウル軍(第2師団を除く第二軍全軍)
第1師団
第3師団
第4師団
第5師団

◇勝利条件
ラウル先行部隊の壊滅

◇敗北条件

イベント
・バイルとローザ
バイル  「さすがに山岳だと、
奴等も手強いな」
ローザ  「それにまだ雪が残って、
寒さに弱い我が兵には
つらいところでしょうね……」

・ 耐乏
リューダス 「よーし、敵は退いたぞ。どーだ、ちゃんと真正面から」
リューダス (とは言うものの、いくら敵を
退けても次の部隊が出てきやがる)
リューダス (さすがの俺も……やばいかな……)

・ カリュウト
カリュウト 「なんだ、何か用か?」
リーリナ 「何か用か、じゃありません。
だいぶ顔色が悪いですよ」
カリュウト 「大丈夫だ」
リーリナ 「もう何日も、ろくに眠らずに指揮を
執り続けているじゃないですか」
「そんなのダメです、
体壊しちゃいますよ」
カリュウト 「軍隊では普通だ」
リーリナ 「私の部隊と配置を替えて下さい」
「いつも私の部隊は、あまり戦いの
激しくない所ばかりじゃないですか」
カリュウト 「しかし、お前では……」
リーリナ 「たまには部下を信じて下さい。
疲れきったカリュウト様より、
元気な私の方がいいです」
ウォルター 「ここはお嬢さんの
言うとおりだと思いますよ」
「師団長は少し無理をしすぎだ。
まだ戦いは続くんですから」
カリュウト 「すまないな……、
少し休ませてもら…う……」
ウォルター 「おっと」
リーリナ 「こんなになるまで無理しちゃって」
ウォルター 「済まんなお嬢さん。
私がなかなか言い出せなかった事を
言ってくれて……」
「この人が必死になっているのを見ると、
つい言い出せなくてな。
こんなことじゃ副官失格だな」
リーリナ 「そんな事ないです。
ウォルターさんの支えがなきゃ、きっと」
ウォルター 「まぁ、失格だとしても、
この仕事を他人に譲る気はないがね」

・カシスの成長
士気の落ちたクォーダ軍の前線に、カシス率いる近衛左翼大隊が現われる。
カシス  「みんな、大丈夫か?
助けに来ました」
カシス  「前線の兵たちは疲れている。
ここは我々ができるだけ防いで、
少し彼らを休ませてやろう」 ※各部隊の士気が上がる。

リューダス 「あれ、本当に
あの王子様なのかい?」
リシナ  「血は争えないといったところでしょうかね」
カリュウト 「あれが、シシス様の息子……か」
ラデュス 「陛下もやってくれるじゃないか」
「これでこそ、俺が寒い中
迎えに行ったかいがあったってもんだ」

エスク  「たいした成長ぶりだ」
パルティア 「ああいうものなのでしょうか。
男の子というのは?
「なんだか別人のように変わられて」
エスク  「男は、一度はああいうふうに変わる時期があるのさ」

・ラデュスとイバラード
イバラード 「見つけたぞ、ラデュス・ベルナー!!」
「俺の名はイバラード・カタン。
クォーダ一という、その剣の冴え。
見せてもらうぞ!!」
ラデュス 「ほほう、今時こんな奴がいるとはね。
うれしくなってくるぜ」
イバラード 「いくぞ!!」
ラデュス 「せっかくの獲物だ、楽しませてもらおう」

・撤退
ウダイ「さすがに、こういう数の優位を活かせん地形だとクォーダに有利だな」
ツォン「各師団にも指揮系統の乱れが生じているようで、」
ウダイ「そうだな、」

●MAP5.ストーリーイベント(ゲーム後)
・戦火の下で
戦いが終わって軍に蹂躪された村落を見ながらツォン。
ツォン  「惨いな……」
ウダイ  「できるだけ民には被害が
及ばぬように、通達はして
いるのだがな」
ツォン  「それでも五万の軍の中には、
将軍の威令の行き届きかねる
ところがあるようです」
ウダイ  「敵国を滅ぼすような戦は
これだから、な」
「どのようにしても、我々は
民たちにとって憎悪の対象に
しかなりえんのだ」
ツォン  「あまり、ぞっとしない話ですね」
ウダイ  「正直な話、この度の戦については
私もノーラッドと同意見なのだよ。」
ツォン  「司令!!」
「こんな所で、万が一誰かに聞かれでも
したら、どうなさるおつもりですか!」
ウダイ  「かまわんよ、お前ぐらいしかおらん」
「我が国が強引に始めた戦いだが……。
クォーダと戦っても、得られる物が
少なすぎるように思えるのだ」
「何より、東の大国コーネルに
利するばかりではないか」
ツォン  「……」
ウダイ  「それにしても、この戦いは強引過ぎる」
「どうも最初から、何者かの意志が
介在しているように思えてならん」
ツォン  「そんな……」
ウダイ  「我々の預かり知らぬところで、
上の方は色々とわけのわからん
計算や謀略で動く」
「そして、そのツケを我々に
押し付けるものだ」
「そうして始まる戦争も多いのだよ」

マップ5-6
・クォーダの軍議
エスク「どうやら、今日のところ」
カシス「そうですね」
エスク「しばらく、このまま戦線を維持し、そろそろ次の作戦に移る事にしよう」
カシス「ついに、ですね」
エスク「ああ、大仰な複線になったが。この戦いでの最初で最後の奇策だ。この戦いの可否は」
カシス「そうですね」
エスク「リシナを呼ぼう。もう一度竜騎兵たちには働いてもらわんとな」
カシス「はい」

・ラウルの軍議
ネユーフ「いよいよ、もうすぐクォーダの都に届くといったところか」
ツォン「ええ、しかし、このままで終わるほどクォーダがもろいとは思えませんが」
ネユーフ「あちらも、軍民一体となって抵抗してこよう。やっかいな事だな」
ツォン「そうですね。長い間コーネル、ラウルのくびきの下で虐げられてきたクォーダの民たちの防衛意識は他国とは比べ物にならないものがありますからね。シシスの国民皆兵による傭兵の輸出など、他国では考えられない制作ですからね」
ネユーフ「正直、こちらは悪の征服者の役を負わねばならんのだろうな。ブラッケめが身をかわした気持ちもわかるな」
ツォン「しかし、それも次なる戦いに勝ってのことです」
ネユーフ「そうだったな。今は目前の戦いに集中することにしよう」

————————————————————————————————-
■マップ6 『爆炎の向こうに』(ベルツ城奪回戦)
————————————————————————————————-

●MAP6.戦況イベント
クォーダ国内で一進一退を繰り広げる両軍。エスクは
竜騎兵と近衛右翼大隊に命じ、再びベルツ城を落とそう
と計画する。ラウルに知られていない間道を利用すれば
敵軍の目を避け、後背に回り込む事ができる。ラウル軍
の補給を絶つ事によって、敵将兵の士気を動揺させよう
ともくろんだのである。しかし、ベルツ城近くには後詰
めとなっている第2師団が配置されていた。

●MAP6.ストーリーイベント(ゲーム前)

エスク「ただでさえ、敵国深くに入り込んだ兵は不安になるものだ」
カシス「ええ……」
エスク「そこへ退路が絶たれたとなったら、動揺が走るのは疑いない」
カシス「敵の士気がくじけるか、我が軍の戦線が崩壊するか、どちらが先になるかというわけですね」
エスク「そういう事だ、いわばこの策は心理的な効果の方が大きいというわけだ」
カシス「それ以前にこの作戦が成功する」
エスク「まあ、大丈夫だろう。こんな非常識な事考える奴がいたら、お目にかかりたいくらいだ」
カシス「そしたら、お互いに嫌い会いそうですね」
エスクカッミ

●作戦概要
ラウル第2師団をかいくぐり、ベルツ城へ到達せよ。
壁面にしかけてある爆薬を用いてベルツ城の壁面を破壊、一気に城を落とさねばならない。

XXターン以内にベルツ城を攻略せよ。

◇登場部隊
・クォーダ軍
竜騎兵
近衛右翼大隊
・ラウル軍
第2師団

◇勝利条件

◇敗北条件

●MAP6.マップイベント(開始時)

・ 進軍するラウル軍
ベルツ城を出て進軍するラウル第2師団
クルツ  「急げよ、前線では他の師団たちが
次々と戦果を挙げているそうだ」
「我々も後詰めだといって、
あきらめてはならんぞ!」
「まだまだ、戦功を立てる余地は
いくらでもあるのだからな」
「クォーダの民どもを
根こそぎにするつもりでいろよ!!」

<クォーダ軍へ>

リシナ  「どうやら行ったようですね」
ラデュス 「さすがに、今の時点で第2師団まで
相手にはできないからな」
「へたすりゃ城兵と挟み討ちだ」
リシナ  「ですね」
「とはいっても、城兵を相手するのも
大変なんですけれどね」
ラデュス 「違いない」

ラウル兵 「敵襲だ!
クォーダが攻めてきたぞ!」

リシナ  「では、いいですね」
「ここで負けはゆるされませんよ」
ラデュス 「わかってる」
「いくぞ!!
ここで失敗したら、
国も終わりだと知れ!」
「せぇーのっ!!」

<ラウル第2師団へ>

クルツ  「な、なんだこの音は」
ラウル兵 「大変です!!
城の壁が崩れています」
クルツ  「馬鹿な、火薬庫でも爆発したのか?」
ラウル兵 「わかりません。
ですが、城の周りに敵兵が!」
クルツ  「なんだと……ということは」

<ベルツ城へ>

リシナ  「ラデュス、
そんなに突出しては危ないですよ。」
ラデュス 「大丈夫だっつーの。
これが俺の流儀だからな」
リシナ  「流れ弾っていうものもあるんですよ?
本当に大丈夫なんですかね…」
「…なんだか、大丈夫そうですね」
「じゃ、我々は第2師団を
叩くとしましょうか」

・ 占拠に成功
リシナ  「いいですか、ここからが正念場ですよ」
「ベルツ城が落ちた事で敵の第2師団が
こちらに向かってくるでしょう」
ラデュス 「それだけでも、我々よりも多いじゃねーか」
リシナ  「それをただ追い返すだけじゃなく撃滅し、
敵本体の背後を突くのが我々の役目です」
ラデュス 「本当かよ」
「エスクの奴も、ずいぶんと無茶言うように
なってきたな」
リシナ  「実際、戦況からすれば
どの部隊もそれぐらい働かなければ
ならないということなんでしょうね」
ラデュス 「確かに、国で敵の主力を支えている
リューダスやカリュウトたちも大変だわな」
リシナ  「そういうことです。
あと少しがんばりましょう」

<ラウル第2師団へ>

クルツ  「なんだと、ベルツ城が
もう落ちただと!?」
部下   「はっ、クォーダの襲撃により
占領された模様です」
クルツ  「馬鹿を言うな!
城には十分な守備兵を
残しておいた筈だぞ!?」
クルツ  「……くそっ」
「こうなったら、ベルツ城を落した
奴等を屠ってやる」
「ちょうどバイルやローゼに
戦功を取られてばかりで
悔しい思いをしていたところだ」
「どこから出てきたのかは知らんが、
皆殺しにしてくれる!」

●MAP6.ストーリーイベント(ゲーム後)

・ラウル
ウダイ  「そうか、ベルツ城が落ちたか……」
ツォン  「さすがに地元ということですね。
どうやら我々の知らない間道が
いくつかあるらしい」
ウダイ  「正直な話、難攻と言われるベルツ城が
こうも簡単に主を替えるとは
思いもよらなかったわ」

・リューダスとカリュウト
カリュウト「リシナは成功したのかしら?」
リューダス「大丈夫だろう、ラデュスの馬鹿もついてるし、あの二人を討ち取れるような奴がいたら、こっちが知りたいくらいだ」
カリュウト「そうね……」
リューダス「なぁ、カリュー。この戦いが終わったら、そろそろ俺かリシナのどちらかを選んではくれないのか?」
カリュウト「ふふ……。リシナも出陣のときそんな事言ってた。でも、まだどちらも選ぶ気はないわ。というより、選べない」
リューダス「……そうか」
カリュウト「わかるでしょ。シシス様に拾われて、物心ついたら私たちは3人だったんだもの。どちらが欠けても、耐えられないのよね。リュードだってそうでしょ」
リューダス「……まあな」
カリュウト「て、とにかく明日はなんとかがんばりましょう。リシナにも言ったけど、リュードも死んだらだめだからね」
リューダス「ちっ、そう言われると弱いな」

————————————————————————————————-
■マップ7 『二律相反』(最終決戦)
————————————————————————————————-

●MAP7.戦況イベント

クォーダの首都カイラス近郊において、どちらもこ
の戦いを最後にすべく、一歩もひかない構えを取る。
ベルツ城は陥落したものの、ラウル軍の優位はかわら
ない。しかし、ラウル軍もまた退路と補給を絶たれ、
徐々に動揺しつつあった。さらにその後方ではラウル
第2師団とクォーダ軍の混成兵団が激しい戦いを繰り
広げていた。最終決戦の火蓋が、今、切られようとし
ている。

●MAP7.ストーリーイベント(ゲーム前)

・クォーダ軍軍議
カシス  「首尾よくベルツ城を
陥落できたようですね」
エスク  「どうやら、あの仕掛けは
見つかっていなかったようだな」
「そして、これで敵の退路と補給を
絶つことができた」
「今回の作戦の場合、心理的な
要素が大きく、また重要だ」
「とかく敵国の奥深くに侵入した
兵士というのは不安であり、
望郷の念にかられるものだからな」
カリュウト 「退路と補給を絶たれて、
敵も死にもの狂いに
なってくるでしょうね」
エスク  「あぁ、だから逃げ道は残す」
「第一、相手を包囲するだけの
戦力も無いしな」
「いいか、奴等は補給が続かない以上、
撤退を始めれば戻っては来れん」
「だから、この戦いをなんとか
乗り切れば、負けずに済む」
リューダス 「これからの戦いで、俺たちが
敵の猛攻を支えきれるかどうかに
かかっているわけか」
エスク  「最後の頼りは、お前さん達だ」
「俺には…もうこれ以上の策は
考えつかねぇんだ……すまねぇ」
カシス  「……明日の戦いですけど」
「城内のことはエディウス卿にまかせ、
僕、いや私も前線で指揮をとることにします」
リューダス 「まかせときな、
陛下には指一本ふれさせはしないさ」
カシス  「よろしくお願いします」

・ クォーダ城内
エスクとエディウス
エスク「よお、宰相閣下。難しい顔して何をしてるんだ?」
エディウス「しばらくぶりですね、参軍どの。ずいぶんとご活躍のようで」
エスク「からかうのはよしてくれ、それよりこの期におよんで何をしているんだ」
エディウス「ああ、これですか。今後の外交方針を検討していたのですよ、勝ったときの事と負けた時のことを」
エスク「負けたときの事もかよ」
エディウス「ええ、それが私の役目ですから。負けても少しでもこちらに損害が及ばぬように、ね。特に若い将たちと、弟の命ぐらいは守れるように尽力しないと」
エスク「なるほどね。具体的に」
エディウス「まあ、戦争責任者として私の首ぐらいは渡すことになるでしょう。できればすべては私の一存として責を負えればいい。難しいですが、なんと駆け引きしてみるつもりです
エスク「……」
エスク「そういや、あんたもシシス王の息子だったな。さすがだよ」
エディウス「いえ、私は戦いを勝利に導くような事はできませんからね。宰相としてこれぐらいは当然です」
エスク「なんとかあんたが首なくさずように努力してみるさ」

●作戦概要
ラウル軍主力によるクォーダ首都カイラスへの侵攻を食い止めよ。
ラウル軍はベルツ城陥落により動揺している。

◇登場部隊
・クォーダ軍
近衛右翼大隊(数ターン後登場)
近衛左翼大隊
第1師団
第2師団
第3師団
第4師団
竜騎兵(数ターン後登場)
・ラウル軍(全軍)
第1師団
第2師団
第3師団
第4師団
第5師団

◇勝利条件:

◇敗北条件
ラウル軍の首都カイラスへの進撃
クォーダ軍各師団の直営大隊の壊滅

●MAP7.マップイベント(開始時)

・ 最終決戦

ウダイ  「諸君、我々はようやくここまで来た」
「苦しい戦いではあったが、
敵の首都カイラスは
もはや目前にある」
「あと一度、クォーダとの決戦に
勝利すれば、彼らに城下の盟を
誓わせる事もできるだろう」
「各師団の、一層の奮励努力を期待する」
「ではツォン、現状の説明は任せる」
ツォン  「はっ」
「では、我が軍と敵軍の現状を
説明いたします」
「現在、敵は国内の守備隊である
第4師団を加え、首都カイラスの郊外に
最終防衛線を築いている模様です」
バイル  「斥候どもの報告では、前線に各指揮官、
およびクォーダ国王の姿が
確認されているらしい」
「どうやら、奴等も
最終決戦の腹を決めたらしいな」
シバレース 「敵が新たな師団を投入したと言ったが、
その実数のほどは?」
ツォン  「約3千ほどです。
これを合わせて彼我の兵力差は3:2●【要検討】ほどとなります」
ローザ  「ひとつ聞いていい?」
ツォン  「どうぞ」
ローザ  「ベルツ城が敵の別働隊によって
陥落したと聞いたけど、
そちらの現状はどうなの?」
ツォン  「現在、後方の第2師団が
敵の別働隊と交戦中です」
「敵の実数は2、3千といったところで
十分第2師団で屠る事は可能と思われます」
ローザ  「そうね。それぐらいの力量は
期待してもいいでしょうね」
ウダイ  「以上でよいかな」
一同   「はっ」
ウダイ  「では諸君、頼んだぞ」

・ 第4師団登場
クレップス 「ようやく我々の出番が来た……か」
リューダス 「お前まで駆り出されるとはなぁ」
「できれば出番なくしてやりたかったんだが、
そうもいかなくなっちまった」
クレップス 「聞いたぞ。
マグナスのじじいまでやられたんだってな」
カリュウト 「私たちの力が足りないせいで……」
クレップス 「気を落とすな、美人がだいなしだぞ」
リューダス 「ま、よろしく頼むわ」
「こうなってくると、ほとんど無傷の
あんたらの軍が頼りになってくるんでな」
クレップス 「ああ、任せろ。
というより、ここで活躍出来んでは、
なんのための第4師団か解らんからな」

・ 前線のカシス
カシス  「よいか! ここで敗北すれば、
再びクォーダには
暗黒の時代が訪れる」
「また、他国に虐げられる
あの日々に戻りたいか!!」
「故郷を守れ!!
家族たちを守るのだ!!」
「我らが国土をこれ以上荒らさせるな!!
かかれぇ!!」

・ 焦るエスク
エスク  「まだかまだかまだかまだかまだか……」
パルティア 「落ち着いて下さい、エスクさん」
エスク  「くそ、まだなのか。
これ以上遅いと手後れになっちまう」
「負けるのか?
だめなのか、俺はここまでなのか?」
「まさか!?
またツォンに読まれたのか?」
パルティア 「エスクさん……、
どうか落ち着いて下さい」
エスク  「くそっ、こんな筈では……。
もう来てもいい頃なんだが、くそっ」
パルティア 「カシス様だって、あんなに
前線でがんばっているじゃありませんか」
「司令部のあなたが……」
エスク  「うるさい!!
前線で戦っている奴等は目の前の事だけ
考えてればいいだろうよ」
「こっちは戦況すべてを
見なきゃならんのだぞ」
「その苦労を侍女風情に何が解る!?」
パルティア 「わかりません!!
私に貴方の苦労はわかりません…」
「でも貴方が落着かなければ、
前線の人たちだって
満足に戦えないと思います」
エスク  「……」
パルティア 「みんな、あなたを信じているから、
前線で一心に戦えるんだと思います。
違いますか?」
エスク  「すまん……。
もう大丈夫だ」
「ここで負けても、また別な手を
考えられるようにしておこう」
パルティア 「……はい」

・ 名将
ツォン  「なんだと!!」
「第2師団が壊滅、
クルツも討死にだと!? 」
ウダイ  「それは本当か?」
ツォン  「こ、これでは、
後背を突かれてしまうではないか!
クルツめ、余計な事を!!」
ウダイ  「落ち着けツォン。
この程度の逆境で取り乱してどうする」
「事実は事実として受け止めるのだ。
南側の部隊に知らせて背後にも備えさせろ」
ツォン  「はっ」
ウダイ  「まだまだ、兵数では我が方が多い」
「あとはクォーダと我が軍の
どちらが先に音を上げるか、だ」
ツォン  「申し訳ございません」
ウダイ  「フッ、お前でも慌てる事が
あるのだな」
「少し、安心したぞ。
はっはっは」
ツォン  「閣下、お人が悪いですぞ…」
(さすがは、ラウルの要たる
第二軍の司令だけのことはある……)

・ バイル・ビュイック
バイル  「けっ、クルツの馬鹿めが。
口ほどにもない」
「まあいい、とっとと敵陣を破って
敵城に乗り込むぞ!!」

・ コンラート・ローゼ
ローゼ  (これ以上、士気を下げるような事は
起きて欲しくないわね…)
ローゼ  「聞け!! 敵は崩壊寸前だ。
あと少し、あと少しで
勝利は我らのものだ!!」
ラウル兵 「おぉーっ!!」

・ リューダス
リューダス 「よーし、リシナめやりやがったな」
「みんな聞け!!
もうすぐ援軍が敵の背後に現れる」
「勝った後で竜騎兵どもに
デカイ面されるのが嫌なら、
クォーダの傭兵師団の意地を見せてやれ!!」

・ カリュウト
カリュウト 「どうやら、リシナは
うまくやったようだ」
ウォルター 「そのようですね」
カリュウト 「全軍に伝えよ。
勝利は目前だとな」
ウォルター 「まさにここが正念場ですな」
カリュウト 「あとは敵と味方が、
どれだけ踏みとどまれるか……」
「家族や故郷を守る気持ちがある分、
こちらが強いと思いたいのだが……」

・ リシナ
リシナらの混成部隊、ラウルの背後に現われて

ラデュス 「兵も疲れているし、
これ以上の働きは難しいんだがな」
リシナ  「いや、姿を現すだけでいいんですよ」
「それだけで敵の士気に与える影響は
かなりのものがあるはずですよ」
ラデュス 「なるほどそういうことかよ」
「だが、少し物足りねぇな」
リシナ  「ラデュス、あなたは元気ですね」
「今、そんな事言ってられるのは、
あなたぐらいですよ」

勝利条件を満たしたら、ラウル軍の撤退が始まり、以下のイベントへ。

・ラウル軍撤退
・ツォンとウダイ
ウダイ  「どうやら、ここまでのようだな……」
ツォン  「……」
ウダイ  「さすがはシシスの遺児どもだな。
よく戦う」
ツォン  「……申し訳ございません。
私の力いたらぬばかりに……」
ウダイ  「自分はここで殿軍を勤める故、
お前は早くこの地を脱出するがいい」
ツォン  「いえ、私も将軍と共に殿軍として
残りたく思います」
ウダイ  「それは許可できんな」
「お前には軍をまとめ、残りの兵士を
無事本国まで連れ帰ってもらう」
ツォン  「……しかし、この敗戦の責は
私にあります」
「せめてその咎(とが)を償わせください」
ウダイ  「フッ、いかにもお前らしい答えだな」
「お前の策を採用したのは自分だ。
責を問われるのは自分だけでよい」
「よいか、お前は生きろ。
なんとしても生きるのだ」
「生きてこの戦いに学べ!!」
「悔しかろうが、お前が敵とした
エスク・ガノブレードとやらに学ぶのだ」
「そして、いつか彼の者を越えよ」
ツォン  「……」
ウダイ  「行け。 そなたは若い、
そして才に満ちておる」
「自分が死んで責を取れば、
お前の責までは問われまい」
「いつか、ラウルを背負ってたて。
これが第二軍司令としてお前に出す最後の命令だ」
ツォン  「……」

・ウダイとジャッド
ウダイ  「ジャッド、お前は逃げぬのか?」
ジャッド 「将軍…」
「私はこの戦で自分の身の程を
知りました」
「現在のこの地位にしても、
将軍の温情があったればこそ」
「最後まで、お供させて頂きたく
存じます」
ウダイ  「お前は副官としての任務は
十分に遂行してくれていた
ではないか」
ジャッド 「しかし、最後までろくに
お役に立つ事もできず…」
「それだけしか出来ぬ自分が
許せないのです……」
ウダイ  「ふむ、長話しすぎたか。
もう敵が近づいてきたようだ」
「こうなっては最期まで
付き合ってもらうぞ」
ジッャド 「は、はっ!!
お供いたします!!」

・死兵
直属の兵たちに向かってウダイ
ウダイ  「味方が退却するまで時間を稼ぐぞ」
「味方を逃がすために、そなた達には
犠牲になってもらわねばならん」
ラウル兵 「はっ、お供いたします!!
この命、存分にお使い下さい!!」
ウダイ  「すまぬ。
せめてラウル騎士の意地を見せてやろうぞ」
ラウル兵 「おお!!」

カリュウト 「あれは死兵だな……」
リューダス 「あれは敵司令の直属部隊だ。
最後まで戦って意地を
見せようっていったところか」
カリュウト 「下手に攻めるとと無駄に犠牲が増える」
リューダス 「敵の司令に敬意を表して、
俺自らが行ってやる」
「止めるなよカリュー」
カリュウト 「止めないわ。
でも気を付けて……」

・撤退バイルとローザ
バイル  「撤退だと?
馬鹿を言うな、敵の都はもう目の前なんだぞ。
もうひと押しだ。 もうひと押しすれば……」
ローザ  「無理を言わないでバイル……。
もう兵たちの気が挫けてしまっているわ」
バイル  「く、くそ……」

・バイルとローゼ
バイル  「どけどけ貴様ら、
どかねぇと怪我するぞ」
ローゼ  「みんな!!
ここを突破しなければ、国に帰れないのよ!」
ラウル兵 「どけぇ!! 俺達は故郷に帰るんだ!!」
「こんなところで死ぬのはイヤだ!」

ラデュス 「どうやら撤退を始めたようだな。
一気に殲滅してやろうか?」
リシナ  「いえ、やめたほうがいいでしょう。
ああいう必死になった兵は
相手にしないほうが身のためです」
ラデュス 「……そうだな」
リシナ  「第2師団との戦いのおかげで
そんな余力は残ってないですしね」

・カシス
敵が撤退したのを見てカシス。
カシス  「……敵が、撤退していきます」
エスク  「本当か?」
カシス  「本当です」
エスク  「まさか嘘ついてないだろうな」
カシス  「本当ですってば。
それなら実際に外に出て
確認してみればいいでしょう」
エスク  「いや、それは出来ん」
カシス  「もう戦闘は終わっているんですから、
別にかまわないでしょう?」
エスク  「いや、出来んのだ」
カシス  「いったいどうしたというんですか、
そんな強情張って」
エスク  「いや…。 敵が去ったと聞いてほっとしたら、
腰がいうことをきかなくなってなぁ……」

■ENDING

・終章
すべてが終わり、城のとある搭の屋上で夕日を見ながら、情けなくへたり込むエスク。
もちろん、酒瓶とコップは持参。

エスク  「ふうぅ……。
やっと終わったな」
「よくもまあ、ボロを出さずに
すんだもんだぜ」
カシス  「あ、やっぱりここにいましたね」
エスク  「やっぱりって、何だよ。
よくここが判ったな」
カシス  「あなたは高い所が好きですからね。
あ、隣座っていいですか」
エスク  「ああ」
カシス  「…」
エスク  「…」
カシス  「どうやら、なんとかなりましたね」
エスク  「もう二度と御免だぜ。
こんな苦しい戦はよ」
カシス  「そうですね。 いつボロが出るか
ビクビク物でしたからね、お互いに」
エスク  「ああ。 正直、今でも
うまくいったのが信じられん」
カシス  「これからしばらくは、
静かに慣れていきましょうね」
「参軍にも、……国王にも」
エスク  「静かにとはいかんだろうな。
これからいろいろと、やるべき事は多い」
カシス  「ふふ……」
「それもいいですけど、
始めるのは明後日からにしましょう……」
エスク  「そうだな、明日は久々に
ゆっくり寝かせてもらおうか」

画面上にスクロール。星空へ。

エスク  「ずっと、この調子でいけたら。
な、国王陛下……」

ナレーション

「後世”クォーダ再独立戦”と呼ばれた戦いにおいて、クォーダはラウル第2軍 を退け、実質的な勝利を納めた。この後、クォーダの宰相エディウスはただちに 中立国であり、傭兵を輸送する関係上友好関係にある海運国ユファに仲介を依頼 し、ラウルに対し講和を打診する。いくつかの外交折衝の末、ラウルはクォーダ との講和に同意し、またこれまであったいくつかの不平等条約を改正する事を承 諾する。それ以外には特に賠償金の支払いや領土の割譲などはなく、表面上両者 の間には勝者も敗者もなかったことになったが、諸国は実質この戦いの勝利者を クォーダと認め、新王の下のクォーダは侮りがたしとの印象を強めたのであった。
後に著された史書『フォーリス諸国紀要』の筆者はこう評している。
「ラウルの武帝カシスは、父たる狂王の死後、見事に国を取りまとめ。強大なる 敵国を相手に国を守り通した。若年ながら後年の活躍を予感させる、見事なる采 配であったと言えるだろう」

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