【注・黒歴史ノート】『 OUT OF MEMORY』

黒歴史ノートとか設定とか晒す人が増えているので負けじと!

コピペして、段落分けするだけで嫌な汗出てきたので、いつもは改行直しぐらいしているけど、今回は勘弁して……。

10代末期の頃、1993-1995年頃、ログインでとある仲良かった同僚と組んで、1コンテンツを立ち上げようとしたのだ。

が、当時は俺もそいつもプロ意識やコンテンツ選定眼など育っておらず、完全に後世の言う「厨ニ病男子」がそのままログインに潜り込んだような奴であった。

ので、出来上がってきたのは見事な黒歴史設定の羅列ばかりであった!

ちなみに、ここで公開している段階で、実はかなり数年後に手を入れていて「企画書」としての体裁を整えてあったりする。

↓の段階は「まだ見せられる程度」のものでしかない。

実は生の当時のままの生一本のテキストデータがいろいろ残っているし、ここに保存している。

だが、いかに文章における羞恥心を捨て去ったに見える私にも、まだ見せると恥ずかしい部分はあるらしく、生データは、勘弁してもらいたい・・・。

反響あったら生公開もあるかも?

ただ言い訳はさせてもらうけど、これは1993-1995年ごろのもので、『新世紀エヴァンゲリオン』以前のものである。

まだ「厨ニ病」とか「黒歴史ノート」とか言われる以前であったし、オタク同志の相互交流も余りなかった。

あとそれなりにゲーム雑誌に勤めていたし、そのへんのオタクよりは企画力やノウハウなどもあった筈である。

しかし、当時のオタクが『独学』で企画を作ってしまうと、やはり出来上がるのは「文字の多い黒歴史ノート」なのであったのであった・・・。

ともあれ、こういう経験があったので後に『After Devil Force』の企画は1997年の2年後ぐらいに、割合スラスラと書けたのも確かなのである。
笑えよ!
ああ、わらえよ、うああああああああああ! ふう・・・・

しかし、冷静になって考えてみると、2000年代初頭のラノベ勃興期にこれやっていたらちょうどよかったのかもなぁ、とか思っていたりする。
そういう意味では15年ぐらい早かったかもしれないね。

みんなが『邪気眼』の元ネタになるラノベの10年ぐらい前の企画だもの。

仮タイトル
OUT OF MEMORY
コードネーム 空想歴史な現代物で萌え萌え

長編シリーズ物
プロット

いったい……、まるでいわゆる人間とは種族が違うかのような、異様な能力を持った者たちが人間の遺伝子の中に生まれるようになったのは、いったいいつごろからだったのだろう。
ある者は手を触れずに物を動かし、ある者は異世界より異形の者を呼ぶ。常人には到底可能のは思えない身体能力を持つ者もいれば、人間の代謝機能を活性化させて怪我などを治療する者もいる。中には狼男や吸血鬼などに変身する奴さえ、さも当然のように社会生活を送っているのだ。まだまだ、世界は普通の人間たちが考えているより広い。そういう者たちは人が文字で歴史を刻むようになるより以前にすでに存在していた。
日本には、そういった者たちを束ねる組織として、古くから”護家”や”従家”と呼ばれる存在があり、ある時はとかく迫害されがちな能力者たちを保護し、またある時は暴走する能力者たちを取り締まり、その存在が表に現われないようにしてきた。

こういう集団を主人公としたライトノベルやまんがはたくさんある。とてもある。しかし、どれもこれも話がおおきくなって、地球や世界を救う話になってしまい、だんだん当初の設定から離れている。
筆者としては、そういう話にはせずに、五家やら十家やらがひとすら勢力争いに血道をあげるだけに終始するという。いわば、超能力的ヤクザや暴走族の勢力争いといった話にしようとおもってますわ。
とにかく人間臭い争いとキャラ萌え重視。
以下、10年くらい前につくってた設定、こういうのが1メガぐらいあります。こういった残骸利用して長編つくれないかな、と。

御家(五家)と風森(一之守)家

歴史とは記された事実であるが、当然のこと記されない事実はこの世にいくらでもある。日本においては、五家すなわち御家と一之守の存在こそ、その代表的なものであろう。
五家、別の呼び名を護家ともいう5つの家系は、平安の世にそれぞれの姓を与えられたのであるが、それ以前より日本という国を守護するために戦ってきた5つの家系なのである。
それぞれ、得意な術というものはあるが、いずれも強力な魔道の技を持った一族である。
そして、その束ねとして存在するのが風森家、一之守である。
彼らは日本を守護する祭司の一族たる天皇家の監視役でもあり、伊勢や出雲で祭られる八百万の神々や、天狗や鬼の原型ともなった、超常の力を持つ一族である。彼らは五家の者の前にさえ姿を表わさない、日本における魔道の大祖たるべき一族であり、日本において魔道をなりわいとする者たちから畏れられ、崇拝されている。

五家の内訳

蠱魂家

 根拠地 京都
 支配地 北陸から中部近畿にかけて
 当主 蠱魂竜夜

千年もの長きに渡って王都であった京都を守護する、五家の筆頭ともいうべき一族である。陰陽術の祖とも言われる一族であり、蟲術や呪符を得意とするため、この姓を名乗った。
主に、暗殺や戦争において活躍する一族であり、五家のなかでは最強を誇っていた。安部晴明はこの家の傍流の出身。だが、もうひとつ、隠された力として当主の中でごくまれに、人の精神を操る者が現われるときがある。その時は、魂をさえ操ると言われるほど強力な精神操作が可能となる。
現在の当主、竜夜はその素質を持っていたのだが、12才のとき先代の当主たる彼の父が母とともに事故で死亡し、その機に乗じて京都を狙う土師の一族が蠱魂家に襲い掛かったため、蠱魂家は京都を失い没落。竜夜は東京に逃れるハメとなってしまう。
現在、生存が確認されている蠱魂の者は竜夜ひとりである。

蠱魂の護鬼

白虎、青竜、玄武、朱雀。彼らは、蠱魂たち陰陽師が操る”鬼”たちの長である。それぞれの名は、彼らが登場する時に好んでまとう姿より付けられた。4者とも、式鬼神たちのなかでは最高の格と力を持ち、いかなる陰陽師たちも彼らを使役することを夢見る。
だが、彼らはどの”鬼”や”魔”でも共通するように、決して自分より魔力の弱い者に従うことはない。
さすがに、蠱魂では彼らを使役する術を身につけており(ようするに彼らに自分の方が強いと見せかけるノウハウを持っている)ので、当主は彼らのうちどれかを使役できる。だが、蠱魂の口伝で言われるように、たとえいずれかの護鬼を操れても、2者の護鬼を操ることは不可能であり、2者の護鬼が操れても3者の護鬼を操ることは不可能であり、4者の護鬼を操ることはもとより不可能である、と言われるほど稀にしか複数の護鬼を操れる者は存在しない。
蠱魂家では竜夜の祖父竜玄が白虎と玄武を使役し、不世出の天才と呼ばれていた。ちなみに、当主はたいてい護鬼にちなんだ名前が付けられる。もちろん、使役する者とは食い違うことも多いけど。
だが、竜夜は4者の護鬼を使役する。蠱魂家最後の生き残りが蠱魂家始まって以来の才能の持ち主であったとは、なんとも皮肉なことと言えよう。

破軍星

蠱魂家に代々伝わる魔刀。
蠱魂家が護家の筆頭である証であり、護鬼たちを威嚇する最大の力でもある。実際、この刀を蠱魂か風森の血を引く者が使えば、かなり強大な破魔、討神の力を発揮するのである。
蠱魂が一之守から分家したときに譲り受けた、もとは一之守にあった刀で、鍛えられたのが日本(本当は世界にしたいよん)に製鉄が伝来する以前であったりする。オーパーツ!!
実は始め護家というのは蠱魂と4方の護鬼に例えられ(本当に護鬼が先祖ではないぞ、あくまで例えだ)、蠱魂家は主という立場にあったのである。ようするに、この刀は蠱魂家が護家の束ねたるべく創られた一之守の分家たるの証明なのだ。
その後、4方の護鬼の家は序々に力を付け始め、後に蠱魂と同格の資格を与えられる。それでも、蠱魂が筆頭というのは変わらないので、その証明として依然として重要である。
蠱魂の社城の最終結界はこの刀でしか破れない。だから、今でも竜夜の行方を土師は探しているのだな。

土師家

 根拠地 奈良
 支配地域 近畿南部や四国
 当主 土師舞絵

五家のなかでは珍しく、人前に姿を表わすことの多い一族。舞踊や傀儡による、人心操作を得意とする。また、一族の中には古代の
神子(みこ)のごとく、神をその身に降ろしその力を借りることができる者もいるらしい。
そのため、権力者にとっては利用価値の大きい一族であり、ときの権力者に結びつき利用しあうといった関係を結ぶことも多く、何かとはぶりのいい一族である。その技の性格上、五家のなかでは珍しく代々の当主は女性が選ばれる場合が多い。
根拠地奈良が京都に近いため、いつか蠱魂をしのぎ、京都を自らのものにしようと狙っていた。
もちろん、人心操作の他にも、舞の技を生かした武術、傀儡を操る外法の技にも秀でた一族である。
現在、何重もの結界によって武装された日本最高の魔道都市京都を支配下に置き、得意の絶頂にある。

『神来能』(かむらいのう)

その身に神を宿らせその力を行使するという、土師家の最高奥義。
この舞が”能”の形式を取ったのは室町以後で、それ以前からも土師の奥義として存在している。さすがに、最高奥義だけに土師の当主と言えども、その舞手になれる者はめったに存在しない。
ただ、神といっても日本の土着神であり、大自然の精霊のようなものである。とはいうものの、その力は強大であり『龍神』や『風王』などの舞では天候を左右したりすることができる。
ただし、舞手の実力により身に宿らせられる者は大きく左右され、
『桜主』や『夜雀』といったかわいらしいものもある。
実を言えば快音は約100年ぶりの『神来能』の舞手であり、すでに『紅翁』(火神のひとり)の段階まで来ていたのだが、蠱魂のボケ当主に誘拐されてしまう。
竜夜と快音が出会うのは、土師家にある舞台で快音が『黒髪姫』を練習しているときである。竜夜は自分の正体を隠し『黒髪姫』の結ばれぬ恋人である『夢見司』を演じ、相手役になってやるということをしている。

注・神来能をPCに使われるとちょっと不愉快なので、これは学べないことにするか、凄じく修得条件を難しくしてもらいたい。なにしろ、『OUT……』の作中でも快音しか使いこなせない術であるのだから。

演題メモ(和風精霊の設定でもある)

『桜主』(さくらぬし)桜の精霊。気品ある老仙女。
『夜雀』(よなすずめ)小鳥たちの長。ナイチンゲール。
『紅尉』(くれないおきな)老いた火神。炭火の精。
『龍神』(たつがみ)川の神。竜。
『風王』(かぜのきみ)風の大精霊。威厳あふれる王。
『水神』(みなかみ)水の大精霊。子供の姿。
『火司』(ほのつかさ)火の大精霊。美しい若者。
『土帝』(つちみかど)土の大神。鬼の姿。
『花神』(かしん)花の神。花咲じじい。
『木霊』(こだま)森の精霊。いたずら好きの少女。
『黒髪姫』(くろかみひめ)夜の神。気高く美しい仙女。
『夢見司』(ゆめみつかさ)夢の神。黒髪姫の恋人。
『大御神』(おおみかみ)神々の王。太陽神。
『刀氏』(とうじ)鉄の神。剣を持った戦士。
『皐姫』(さつきひめ)春の神。花神の娘。

『神名降』(かんなおろし)

土師の当主クラスの人間たちが使う術。歌や舞踊などで、神に対して呼びかけて、その力を借りる。ただ『神来能』とは違い、あくまでその力を借りるのみに止まる。
注・『神来能』は、神そのものの姿を演じれば、神が誤ってその力を舞う神子に宿り、力を振るわせるのではないか、という祭礼演劇の原典そのものとも言える舞であり、宿った神々の力を自由に使いこなせるのだ。格が違う。

紫月家

 根拠地 出雲
 支配地域
 当主 紫月京一郎

治癒、浄霊の術を得意とする一族。
その能力の性質上、どのような勢力からも必要とされ、それは五家にとっても例外ではなかったため、五家の者たちの勢力争いにも巻き込まれないという幸運な一族。だが、皮肉にも直系の者以外には能力が受け継がれないという、貴重な能力者なのである。
この家の当主クラスの能力は”死と寿命以外なら救える”と豪語できるほど凄じいヒーリング能力を持っているのだ。ただしこの能力にはリスクがついてまわる、施術者は被術者の苦痛をそのまま受け取らねばならず、その苦痛に耐えられなければ双方にダメージがいったまま失敗するのである。ときには死に至る。そのためよほどのことがない限り、重傷者には使われることのない能力である。
この家の分家からは、いろいろと奇跡を起こす名僧たちが現われている。社城は出雲だが、高野や比叡のいかにも日本的な密教魔術の祖にあたる存在。仏教は中国から伝来したのだが、それを布教するにあたって役に立った奇跡の数々は紫月が手を貸していたのだ。
現在、この能力を持つのは当主である京一郎がいるのみである。

近衛家

 根拠地 東京
 支配地域 関東・東北
 当主 近衛司

結界術を得意とする一族。
古くは平城京をはじめとする数々の都の霊的結界を造り出すのに力を発揮した。天皇家の守護を担当する一族で、もとは蠱魂家とともに京都を根拠としていたが、維新後は政府に協力し東京遷都後の東京の都市設計を担当してきた。唯一、歴史の表舞台に登場してくる一族であり、ダミーとして公家の近衛家とわざと混同させている。
現在の都、東京を根拠地としているうえに能力者の数も多く、もっとも安定している家系であろう。
ただ、現在その根拠地東京に蠱魂と紫月の当主を住まわせているが。それが、何か深い考えがあってのことか、近衛司が好人物なせいなのかは不明である。

精華家

 根拠地 太宰府
 支配地域 九州
 当主 精華なつき

九州を守護する一族。
常識を越えた武術、体術、気功術など直接的な戦闘を得意とする一族。その能力はさまざまであり、当然のことながら主に戦いにおいて能力を発揮し、活躍する。
当主と直系の一部の者たちは魔力付与の力を持っており、一族のの戦闘力を強化することができる。まさに古代より大和を悩ましてきた九州を治めるのに適した一族と言えるだろう。
特に秀でた能力はないが、血が薄くても数多くの能力者を生みだしており、その数も五家のうちでもっとも多い。だが、当主たる者の能力は他家には劣り、それと辺境が根拠地であるがために五家の末席となっている。
現在は九州の重要性も薄くなり、特に問題もなく納まっている。

風森家 (一之守家)

 根拠地 なし
 総領 風森良雄
 束ね 風森貴雄

日本最強の魔道師の家系。あらゆる術に秀でており、その力はあらゆる面において五家の当主を上回る。だが、それは直系のものだけであるが……。特に根拠地といったものはなく、現在は完全に一般社会に溶け込んでいる。
現在の総領、良雄は風森家の開祖たるアクロディア(異世界)の魔道師カーズモル(カーディエル)の生き写しと言われ、それに匹敵する力の持ち主と言われるのだが……。
作者の世界観”千界”の謎に直接関わる家系である。そのため、かなり無茶な設定がいろいろとぶち込まれている。もともと、良雄と貴雄と時臣の3人は『風の森』というシリーズの主人公たちであり、時臣のモデルは作者だわ、良雄と貴雄の名前は作者の名前からなんのヒネリもなく取ってあるわ、『アクロディア年代記』の次に設定された物語だわで、かなり思い入れがあるキャラたちである。そう、竜夜たちとは年季が違うんである。ハンパには扱えんよ、コイツらは。現在”一之守”の銘を持っているのは、貴雄と良雄、そとて”時臣”の3名のみである。ちなみに”時臣”は風森家を出奔したが、すでに”一之守”の銘を与えられた者を”否定”するには、その者を抹殺する以外にないので、しきたり上”時臣”は一之守のままである。

北斗星

一之守に伝わる(と言われる)8本の剣。一之守の大祖がこの世界の最後の戦いのために残したと伝承される剣で、蠱魂に与えられた”破軍星”以外は、未だに風森家に封印されたまま伝承されている。どうやら、現在までのところ、日本を守護するには破軍星1振りで間に合っていたようである。それほど強力な魔剣たちなのだ。
もちろん、それぞれの剣には北斗七星の名前が付いている。
貪狼星 北斗星の筆頭。『X』の神剣のよーな、装飾グリグリのものものしい剣。葵那由多使用。
武曲星 何番目か忘れた。幅広両刃のでっかい剣で、グレートソードな感じ。武統猟牙使用。
……あとは文曲星、巨門星、破軍星……忘れちった。もし、気に入ったらこんな感じでキミらが適当に設定するか、わしが設定進めるので資料や希望を提供しちくり。確か、北斗七星って例のマンガで”死兆星”って呼ばれた星があったな、そんなわけで8本なのよ。
あと七支刀みたいのとか、短剣のようなのとか、キャラの雰囲気に合せた剣の設定すると面白いか~もね。封印のされ方も樹齢何千年という樹の中とか、いろいろバラエティな感じで車田正美のマンガみたいな盛り上げ方も、ええんとちゃう。
つくづく、いいかげんに設定をしたもんだ。

根拠地とは

護家は遥か昔、一之守に命じられ、日本を5つに分割して、それぞれ守護している。根拠地とはその中心となる都市のことであり、それぞれの家系にとっては聖地ともいうべき都市である。
正式には社城(やしろ)と呼ばれる。
だいたいは大きな都市にあるが、いずれもそれぞれの家が都市が作られるにあたって、霊的守護を施すように都市設計を担当している。その代表が蠱魂の平安京、近衛の東京であろう。
強力な霊的守護結界が張り巡らせてあるのは言うまでもないが、各家がその力を発揮する際の反動を吸収する力や魔力を増幅させる力も持つ。地脈をさえ捩曲げて作られる、まさに各家の聖地と呼ぶにふさわしい存在である。そのため、他の家の者が根拠たる都市に入るときは、社城の主の許しを得なければならない。それは各家の当主でも例外ではなく、許しなく足を踏み入れた場合は抹殺される。当然のことながら、社城のすみずみまで御家の目が行き届いており、戦いになった場合は社城には自家の者の力を増幅させ、他家の者の力を減殺させる力があるので、侵入者が生き残れる可能性はまったくないと言ってもよい。
これで蠱魂家の当主竜夜が京都を失い、近衛の根拠である東京に身を寄せていることがいかに異常なことであるかが分かるであろう。

従家(什家)

初公開(当たり前だ、さっき設定した)、五家に仕える十の家系という存在。それぞれ護家には遠く及ばないものの、特殊な能力を身につけている。ただし、護家のように血で継承されるような能力ではないため、それほど血統にはこだわらず、一族の中で優秀なものに当主は任される。また、血統に繋がらない者でも能力さえあれば、什家の”銘”と、什家の一門たる資格を与えられる。
ちなみに”銘”とは称号のようなもので、”影使”とかそんな感じの”銘”付けかたがなされる。”銘”取り。
まあ、家というより”何々流”といったほうがよいかも知れない。通常の流派では決して学べないような術を教え込まれるので、ある程度の実力を持った魔道師や陰陽師、格闘家が噂を聞きつけ入門しようとすることが多い。
武術を教えてくれる”天狗”のモデルはこいつらである。
彼らはどの家がどの家に仕えるというようなことは決まってない。
”銘”を与えられたときに自分で仕える家を選ぶことが出来るのである。そのため、護家の勢力状況が如実に現われてしまう。
ただし、一度主家を決めたらあくまで忠実に仕えねばならないのだが。そのため、最近では”銘”を与えられる前に出門する者もいる。昔ならば許されなかったであろうが、現在は護家も什家も活躍する場が減っているので、護家と什家の存在を公にしない限りは大目に見られている。ただ、什家の”銘”は事情通の間では実力の称号としてかなりの権威を持っている。
ちなみに、現在でも護家に仕えれば俸禄は与えられる。(竜夜と良平は主従ではない)。

高泉沢家

従家の筆頭。そのまんま”忍び”の一族であるが、マンガに登場するような跳躍力や術を本当に使ってしまう。素手で首を飛ばすくらいは基本だ。そのため、能力者以外にはまず修得できない。その”細作”としての性格上、蠱魂家か精華家に仕える者が多かったようだ。また、気のようなものを操る術を身につけているが、どちらかと言えば護身用に近く、受けや避け、転し(まろばし)、惑わしなど秀でている。基本的にあらゆる武術を身につけるが、あくまで護身用。闘えば従家で一番強いけど。
さすがに従家と云えども筆頭たる高泉沢の当主くらいになると、護家でも当主クラスの人間でないと抑えが効かないくらい強い。例えば、蠱魂家の崩壊のとき、高泉沢一樹は、当時の土師家の追っ手を魔道結界を破り3人ばかり殺している。
これら高泉沢の術は、跡継ぎの良平も修得しているが、良平は一度も使ったことがないので、本当に修得しているのか一門の者は皆、疑問に思っている。ただし、読者は良平が時臣に襲われた精華なつきを助けたときに、父をも上回るその威力を目にすることができるであろう。

津雲家

直接に土師家の流れくむ一族。舞踊による催眠術や傀儡による人心操作など、土師の力を縮小した力を持っている。また、舞踊に必要なためか、独特の体術や武術を編みだしており、戦闘のときは、舞のごとき美しい不吉な戦いかたをしてくれるであろう。
やはり、土師家と同じように女性が多い。
芸能界で津雲家はかなりの影響力を持っている。
ちなみに出雲の阿国は津雲の出で、始めは津雲の阿国と名乗っていたのだが、そのうち解りやすい地名の出雲も混同されるようになったというのが真相である、なんて……。
扇をね、操る武術を使わせよううとか思ってたんだけどね……、アレだし、アレもあるし、アレ流なんてのもあるし、アレなんで、今は考え中。

月宮家

芸がないことに、その姓をみればうすうす紫月家と関係があることが分かるだろう。そのとおり、ここは紫月家の補佐をすべく創始された薬師の一族である。気功治療みたいな治癒術(注・紫月の治癒術はもっと根が深い強烈なヒーリングである。設定は未完)と薬草術(実は治癒術よりこっちの方が強力と設定ね)を心得えており、いつでもどこでも活躍している家である。
その由来から紫月に仕える者が多いが、負傷者の良く出る蠱魂や精華に仕える者も多い。また民間に出る者もかなり多い。
深く勘繰られるような姓だけに(?)、当主は女性が就くことがほとんどである。もともと、紫月に嫁ぎ、その助けとなるように創られたのが由来である。何故かと言えば、ちょっと気味悪い話だが、紫月の能力は貴重でなかなか能力者が現われないので”血を濃く”せねばならない、そこで代々、月宮の女性と嫁ぎ、ほとんど血族結婚に近いようなこと繰り返して、その純潔性を高めるということをやっているからなのだ。だから、紫月と月宮はもはや血統的には区別が付けづらくなっている。もちろん、血が濃すぎないように月宮が”外の血”を入れ、間接的に紫月にその血が流れるようにしているという工夫はなされている。
ちょっと、哀しい一族ではある。

八剣家

人間離れした剣術を操る家系。とにかく、一撃必殺の強さは他家の追随を許さない。薩摩の示現流の超強力な型で、本気で打ち込まれたらその斬撃は避ける以外に道はない。しかし、これでも八剣ではザコクラス。銘取りクラスになれば真空斬りとか、気功剣とか、そういう無茶な技を身につける。重厚な攻撃力を持つ、戦士タイプの家系なのだな。
近接戦ではめったやたらに強いので(間合いに入れば高泉沢や護家の者でもかなりヤバイ)、土師、近衛、紫月など、近接戦闘に今イチ弱い護家の面々に身辺警護として雇われることが多い。蠱魂は護鬼とか身辺警護の鬼どもを操るし、精華はもともと近接戦で特に強い家系だし、あまり彼らを雇う必要性はない。
当主クラスの人間が使う、”八剣”は本当に大小無数の剣を自在に操る、恐怖の剣技である。ようするに念動力的な素質を持ってるのよ。しかも、和服の中などにたくさん刀を身につけているってんだから(そんな気配もさせずにね)恐ろしい。
また、武器の構造自体にも詳しいので刀匠などになる者も多い。

神泉家

昔は宮廷の書記官などもしていた由緒ある家系。だが、ただ書記をしていたわけではない。彼らはあらゆる占術を修め、いちはやく日本の危機を察知し護家や従家に知らせるという重要な役割を担わされた家なのである。現在でも彼らは政府や企業の裏面にその姿を見せてくれるだろう。なお、面白いことにこの家は安土桃山時代から積極的に西洋の占星術やタロットなども取り入れ、活用しているのだ。もちろん、江戸時代も幕府をだまくらかしてその手の書物などを出島から仕入れていたりする。けっこう、開けた家系である。 事情通の占い師の間では、いつか彼らにその術を学ぶことがひとつの夢ともになっている。
また、占いの材料たる”情報”を仕入れたり、いち早く占いの結果を全国に知らせたりする義務があるので、高泉沢から”細作術”を伝授してもらい、現在もその伝統は続いている忍びの家系でもある、わーい。

夷(エビス)家

瀬戸内の西宮神社を発祥の地とする、傀儡師の一族。古くは“散所の民”と呼ばれる、一定の居を有さない流浪の民であった。散所の民は、卜占祈願、祝言、歌舞などをなりわいとしていたのだが、時の流れとともに(護家の影響もあり)一族は離散してしまい、結果として能力の細分化を強いられてしまった。それゆえ、他の従家の中には、夷家を起源としている比較的新しいものもいくつかある(まだ考えてないけど)。現在の夷家のお家芸は“傀儡使い”。しかし従来の、からくり人形を操る見せ物芸ではなく、精根込めて造り上げられた人形(あえてヒトガタと読む)に魂を吹き込み、自在に操る神秘の術である。
しかし“傀儡”の術は、夷家の司る能力の、ほんの一角でしかない。夷家の真の力、それは“付与魔術”である。“付与魔術”とは、刀剣や門などの物質、ときには肉体に魔力を付与し、様々な特性を与える術である。夷の者に優れた戦闘能力はないが、“付与魔術”を使いこなすことによって、文字どおり一騎当千の働きをする。
夷の者の表向きの職業は、人形師(シモンちゃんみたいな)、時計屋さん、プログラマー(ジャックイン、サイバースペース的な)など。奥義は“魔剣、魔鎧の創造”、“生き人形の創造”など。

武統家

精華家から派生した一族。素手での戦いを常とする、専門的な格闘集団である。武統家の筆頭ともなれば、武器や特殊能力を用いない格闘戦ならば、決して他の従家��場合によっては護家にも引けを取ることはないだろう。
武統家に入門するには、夷家の者によって造られた“木人”と呼ばれる戦闘用人形と戦わなくてはならない。木人の戦闘力は武統家の者よりもかなり低いが、常人では5人がかりで取り押さえるのがやっとといったところだろう。もっとも、木人を倒せないようでは、入門しても長続きはしないであろう……。
一門として認められた者は、まず最初に徹底的な肉体と精神の鍛錬を行う。この修行は、人の限界をはるかに絶するものなので、大半の者は、修行の一行程を終えることなく逃げ出してしまう。肉体と精神のレベルが、武統家の一門としてふさわしいものと筆頭に承認された者のみが、格闘術を学ぶことができるのだ。そして、そのなかでも特に優秀な者��“銘”を与えられるほどの実力者には、武統家の奥義である気功術が伝授されることになる。
志田家

自然魔法を主に使用する魔道の一族。特に炎や風を操るなど精霊魔法にも似た魔術を得意とする。彼らは従家のなかでは珍しく、その能力は護家の影響を受けておらず、どうもその祖は”一之守”の傍流らしく、護家や従家の間で一種特別な地位を占めている。
この家の当主は特別に4人の席が在り、それぞれ�風王�、�火司�、�水神�、�土鬼�という”銘”を与えられ、護家の主を選ぶ必要がない。彼らは、そのときどきでそれぞれの護家よりの”要請”により、働くのである。いや、もしかすると彼らは伝説の一族”一之守”の消息を伝承により知っており、”一之守”に仕えているのかもしれない。

伐多家

平安京を発祥地とする、比較的新しい従家。当時跳梁していた百鬼夜行に対抗するために、陰陽師や剣士などを中心として結成された“平安京ゴーストバスターズ”である。陰陽師が関わっているということはつまり、正式(表)な国家機関であることを意味しており、他の従家とは違って、護家(裏)とのつながりは深くない。それゆえ、都に出現した妖魔や辺境に住む鬼の退治、幽霊騒動の解決など、人々の暮らしに密着した活動を行ってきた。伐多家の仕事は今も昔も大差はなく、現在でも、霊的な事件が発生すると警視庁からお呼びがかかる。また、表向きの仕事として“魔龍伐社(マルバツシャ)”という霊的事件専門の探偵社を開業しており、民間からの依頼も受け付けている。
数多くの化け物退治から得た、対妖魔、悪霊戦のノウハウはたいしたもので、人間以外の敵(霊体、妖魔、魔獣の類)になら、どの護家、従家よりも効果的に戦うことができる。もっとも現在では、妖魔などの出現率は極めて低い(どっかの悪い人が召喚魔術で呼ばないかぎりはな)ので、能力(宝)の持ち腐れ状態である。
伐多家が得意とするのは、式神使いに重点をおいた陰陽術と、魔術を組み合わせた剣技。

迦群家

本物の“烏天狗”を開祖にもつという、ぶっとんだ従家(開祖である天狗は今も健在)。昔は修験者を中心に構成されていたのだが、日本の無宗教化に伴って徐々に形を変えていく。山から下りて(修験道の従家だったので)上京した現在では、“来る者は拒まず”といった状態である。そのオープンな家風のためか、多種多様な目的、能力を持った者が多く集まってしまい(大いなる野望を秘めたチンピラや、面白そうだという理由で門を叩いたカブキモノなど)、現在では特に特徴(存在意義)のない従家(それが大きな特徴でもあるのだが)となっている。まあ、他の従家や護家よりも制限がないので、人材育成を目的とした従家、と言えなくもないだろうが。
前記したとおり、迦群家の得意としている能力というものは、特にない。あえて挙げるとするならば、当主の天狗(名前は未定)が得意な神通力と気功術、それに棒術、格闘術であろうか。迦群家の門を叩く多くの者は武者修行の一環としてだが、烏天狗の能力を学ぶためにやってくる者もわずかながらいる。
迦群家は、東京で迦群道場という格闘道場を開いており、武統塾と人気を二分している。しかし、武統塾が武統猟牙ひとりでもっているのに比べて、迦群家は優秀な格闘家を数多く輩出しているので、関係者たちの評価は迦群家に傾いている。

キャラクター設定

蠱魂 竜夜~RYUYA¥KOTDAMA~(泉竜夜、泉 雅竜)

性別/♂ 年齢/24才
身長/177㎝ 体重/52㎏

A)概略
一応、主人公。
護家の筆頭、蠱魂家の若き当主。
4方の護鬼を思うままに操る陰陽師。だが同時に、他人の精神を操る能力も持っている。
『破軍星』という、蠱魂家に伝わる魔刀を持っている。

B)生活
主に日本画を得意とする若き天才画家として、すでに著名な存在である。”EDEN”に古めかしい純日本式の家(かなり広い)構えている。家には『快音』という少女とともに住んでいる。その非凡な能力の代償か、かなり竜夜は病弱気味なので、こういう身の回りの世話をやく人物がどうしても必要なのであろう。
普段はあまり外にでることも少なく、緑の多い庭を眺めたりしながら、気が向いたら絵の世界に没頭するという、優雅な生活を送っている。ただ、彼が絵を書くときは決まって白無垢の和服に着替えるのだが、顔料で汚れた手を拭う癖があるのでかなり汚れる、後で洗濯をする快音はこの癖だけはやめて欲しいと思っている。こやつの設定をするためだけに作者は、日本画の技法に関する本をいくつか買わされたという、高くついたキャラ。

C)容姿
長い黒髪に色白の純和風な美人というありがちな設定。和服姿でいる(もちろん男のだ)ことが多い。物腰も穏やかで、物静かという大和撫子のような男にもかかわらず、意外に暗い過去を持っており、そのためにに屈折しまくって、快音をこういう目に遭わせているというのがミソである。

D)性格
人当たりは悪くはないが、内心では人みしりする。ようするに、不特定多数の人間が嫌いなのである。とにかく、人でもなんでもうるさい物が嫌いな筈だが、不思議と高見沢良平との仲は続いている。意外に強引なタイプには弱いのかも知れん。京都生まれなせいか、日本の伝統的文化を好んでおり、現在ほぼ理想に近い生活を送れていることに満足している。そのため、この生活を乱す者を許すことは決してないであろう。怒らせると怖いタイプだな。

E)経歴
京都に生まれ育つが、12才のとき先代当主であった父と母が事故で死亡。その隙に乗じて、日本最高の霊的武装がなされた都市京都を狙っていた土師家に襲いかかられてしまう。当主を失い混乱する蠱魂家は、土師の手により壊滅的打撃を受け四散、竜夜は蠱魂家に仕える高泉沢家の高泉沢一樹の手により京都を逃れた。
その後、親戚である日本画家、泉卓元(本名、神泉 卓)のもとに引き取られるが、ごく自然ななりゆきで絵画を卓元に習うようになり、やがてその才能を開花させていった。
たが、よほど家族運がないのか、彼が16才のときに卓元は病死してしまう。孤高の芸術家であった卓元には、家族などはおらず、遺言により竜夜は神泉家と財産を受け継ぐことになる。
18才のとき。彼は京都を取り戻しに単身”上京”するが、気が変わり、土師快音を捕えて記憶をその力ともに封じ、記憶喪失の少女『快音』として引き取るということをしている。
このとき土師の面々はどうすることも出来ていない。そう、このときすでに彼は護家の筆頭たる蠱魂家の当主としてふさわしい能力を身につけていたのだ。
そして、後に彼が生き残っている事を知った土師の刺客に、静かな生活を乱されるのを恐れた彼は、卓元の家を引き払い、EDENにその居を構えることにしたのである。
卓元の下にいたころから、その才能は画壇の一部で注目されていたが、正式にデビューするのは18才のときに京都から帰ってからだが、これはほとんど土師家に対する挑発に近い行為である。
おそらく、その切り札として、快音を人質としているのだろうが、当然のごとくそれ以外の感情も持ち始めており、その辺の微妙な心理をうまく描写しておきたいものである。
そう一面、この物語には竜夜と快音の屈折したラブストーリーとしても盛り上げたい……気がする。

E)作品
代表作に、東京が崩壊する光景を日本画的水彩の技法で描いた、「魔都」。これは、展覧会用に描いた絵ではなく、竜夜個人が突き上げてくる衝動に駆られて一気に描き上げた作品であるのだが、一般の観客だけでなく評論家や画商に異常なまでに高い評価を受けてしまったという作品。
ちなみに、この絵の特徴は崩壊する東京といっても、落日の中に浮んでいる都市の姿を描いているだけであり、崩壊しているのはその中に描かれている無数の建物のうちのたったひとつだけで、非常に微細な点でしかない。にもかかわらず、この絵から受ける破滅の予感という印象には圧倒的なものがある。
この絵が高い評価を受ける背景には、おそらく漠然とした破滅の兆を感じている人々の潜在的な不安があるに違いない。
蒼を多用する幻想的画風を持つ。
また、金色の髪と12枚(だっけ?)の翼を持つ天使像としか思えない絵を描いており。『聖王』という題を付けている。これはバチカンがぜひ譲り受けたいと、交渉中とのことである。

高泉沢 良平~RYOUHEY¥TAKAIMIZAWA~(高見沢 良平)

性別/♂ 年齢/27才
身長/180㎝ 体重/71㎏

A)概略
竜夜の友人で物語の狂言回し的存在。
雑誌『I’OS』の記者。
蠱魂家に仕える”細作”の一族高泉沢家の直系。
類い稀な情報収集能力の持ち主であり、『I’OS』の記者としてその才能を存分に発揮し、第二次朝鮮戦争疑惑を始めとして、ジャーナリストとして活躍している。
高見沢家の者特有の体術と武術を身につけ、特にその刀身に気を宿らせる剣術は護家の人間と戦えるほど強力なのだが、本人は護家だの従家だのが嫌いなので使うことはまずない。
仕事上、物騒な地域にも取材に出かけるので銃扱いにも慣れている。ただ、逃げるが勝ちが信条であるため、よほどの事がない限り戦うというようなことはしない。
小説を書いてての予感だが、死に役に選ばれそうだ。
殺されるとしたら、時臣にだなたぶん。

B)性格
高校時代は竜夜と同じ高校に通い、2年先輩として竜夜をさんざん引きずり回した。竜夜の絵の才能を初めて見出した人物であり、彼が生徒会長になったときに学校で情報誌のようなものを創刊したのだが、そのときイラストレーターとして竜夜をこき使いまくった。歴史的には竜夜は主筋に当たるのだが、そんなことを気にするような神経は、この男にかけらもない。
人間嫌いの竜夜と現実世界を結ぶ掛け橋のような人物であり、竜夜は彼の前では素直である。竜夜のアニキ的存在だーな。
精華なつきに好かれ、彼もなつきの事が好きであり、なつきの想いはとっくに気づいているのだが、年の差を気にして、なかなかそれを口に出せない。意外に古風なモラリストなのである。でなければ、ジャーナリストは勤まらない。もうひとついえば、モラルを持っていない人にジャーナリストは名乗ってほしくないものである。ただ『MUSKRAT RAMBLE』の常連だという、矛盾した面もあるが、彼の中では矛盾ではないらしい。彼の正義漢は国家や時臣、”真神教”といった強大な悪に対して向けられるのである。いささか、クサいキャラにしよう。
なつきと同年代でない自分にコンプレックスを抱いている。だもんで、つい、なつきと出会うと彼女のことをからかってしまう。このへんの掛合いに気を使わねば。たぶん、最後の最後まで自分の本心をなつきに言わないだろう。
屈折した正義漢であり、力は護家や一之守に遠く及ばないことを自覚しながらも、竜夜や快音たち、そして、なつきを必死で守ろうとする。
良平となつきのからみで、いろいろといい場面を描けそうだ

C)容姿
当初、モデルは作者とのことであったが、作者がモデルである人物が他の作品よりコンバートされてきてしまったので変更。
顔だちはそれなりに整っているが、大した特徴はない。だが、性格の強さが顔に出るのか、どことなく一目を引く。普段はすさまじくいい加減な顔つき、身なりをしているが、ちゃんと服装を整えればかなり映える容姿を持っている。ようするに、作者よりましな容姿はしているわけだ。
長身、やせ型というのは変わらず。
あとは作中で表現。

D)生活
渋谷区のクソ高いワンルームマンションで一人暮らし。だが、本人も「寝場所」と言ってるだけあって、ベッドと「服入れ」と称するクローゼット以外何もない。食事の類も一切しないので、ときどき服が脱ぎ捨てられている以外は小綺麗である。だが、それは彼が几帳面なためではなく、使われていないからというだけなのだ。壁に無雑作に巨大な絵がかかっているのが唯一の装飾。絵は東京のふつうの光景を描いたパステル調の安っぽいインテリア絵画。
絵に詳しい人物が見れば、それが泉雅竜作の「魔都」とまったく同じ構図で描かれたものであることに気がつくだろう。もちろん、作者は竜夜で、遊びで描いた。

快音~KAINE……~(土師 快音)

性別/♀ 年齢/20才
身長/161㎝ 体重/45㎏

A)概略
『OUT……』のヒロイン役
土師家の本来の当主。
傀儡や舞踊の呪法や降魔、降神の技を使えるらしいが不明。
竜夜に誘拐される以前は、すでに土師家の水準を越えた能力を発揮していた。素質では竜夜と互角もしくは、それ以上だったかもしれない。ただ、竜夜との対決では経験の差が出てしまったわけだな。
土師に伝わる『神来能』の唯一の舞手。
なんか、封印が解け、力を発揮してしまうというのも安易で安っぽい(まあ、私の設定は基本的にそうなのだが)ので、『OUT……』の中では全く力を発揮せず終わるような気がする。うん、そのほうがいいな。
かなり、初期設定から設定がふくらんだキャラクター。たぶん、『OUT……』のなかでは、一番人気の出るキャラでしょうな。

B)竜夜との関係
竜夜のところで説明したように、14才のときに竜夜によって土師家より誘拐(同然だな、あれは)され、記憶と力を封じられて竜夜の下で暮している。竜夜には妹が娘のように扱われているが、泉家の家事一切をしきっている上に、蠱魂のボケ棟梁は病弱でやがるので、一面竜夜の姉だか母のような感じもある。
なんか薄幸そうに見えるが、記憶はなくとも、竜夜が彼女をどう思っているのかわからなくても、彼女は確実に竜夜のことが好きであり、彼と一緒に暮せる今の生活で十分幸せなのだろう。
ただ、物語が進むにあたって、だんだんと彼女の過去を知っている者たちが彼女の前に姿を現わすわけで、どのようにして彼女が自分の本当の過去に気づくか、そして記憶を蘇らせた後に彼女は竜夜に対してどのように振る舞うか、といった部分で物語を盛り上げてしまおうと作者は企んでいる。ようは見せ(読ませ)ようで、作者の技量が試される部分であるな。もしかしたら、竜夜が自分で彼女の記憶の封印を解くのかも知れない、どんなシチュエーションでかはまだ考えていないが。逆に快音がなんかの切っ掛けで記憶を取り戻してしまい、だが竜夜のところを離れられず、記憶を失ったふりをし続けるというのもいいかも知れん。そのへんは読者の反応を見て決めましょうかね。
今のところ彼女は、身寄りもなく路頭に迷うところを竜夜に救われたと信じて(思わされて)おり、竜夜以外に頼れる人はいないと思っている。だから、せめて家事ぐらいしか取柄がないので、精一杯やろうと思っている健気な娘である。

C)容姿
作者好みのロングヘアにすると、竜夜と混同されてなんかイヤな感じがするので、髪は短く切りそろえてある。まだ髪型のイメージは固まっていない。便利なことに小説では、”描写を避ける”ことができてしまうので、もしかしたらイラストレーターにすべて任せてしまうかも知れない。
20才という年にもかかわらず、見かけは15か16才ぐらいに見えるし、身のこなしもなんとなく健康的な少女といった感じであり、竜夜がロリコンの気があることを匂わせる。だって、普通14の少女を誘拐するか? やっぱり変な奴だな。
猫鈴のついたネックチョーカーをいつもつけている。

D)性格
暗っぽくて、ジメジメしていて、過去にこだわって、イジイジしてて、シリアスぶって、気取り屋で、うっとおしい。そんな竜夜が登場する場面は、どうも印象が青系統な感じになり読む方も書く方もうんざりさせるので、それに対する清涼剤となってもらう。
明るく優しい、ちょっと男から見た理想の女性像という調味料を振りかけた感じの女の子。性格はちょっとおっとりしているが、それでいて、家事全般をこなして仕舞うのだから、お買い得。
考えてみるとこういう娘って、もしかすると土師家の能力者という以上に貴重な存在かも知れない。
ご近所の人気者。
動物が好きで、庭に来る野良猫や鳥によく餌をやったりしている。竜夜は動物は嫌いだし、せっかくの日本庭園が猫や鳥のフンで汚れるので、けっこう嫌がっている。でも、何も言わずに黙認している。
どうせ掃除するのは快音だし、言う資格ないので。

E)生活
泉家の邸宅で竜夜とふたり暮し。掃除洗濯炊事は彼女の仕事で、どうやら彼女はその適性十分で好きでもある。無駄にだだっ広い(茶室まである)泉の家の管理をひとりでやってのけているあたり、変な超常能力よりよほど”超能力”で役に立つと言える。
外に出ることが好きではなく、近所に買物で出る以外はほとんど外出しない。庭で猫や小鳥とたわむれてるのが似合う浮世離れした少女なのである。

風森 良雄~YOSIO¥KAZUMOLI~

性別/♂ 年齢/27才
身長/155㎝ 体重/42㎏

A)概略
『OUT OF MEMORY』のキーパーソン。
風森家の当主。
日本を消滅させかねない力の持ち主だが、風森家の総力を結集して封印されている。にもかかわらず、魔道師の基準としても非凡な力を持っている。だが、精神は極端に不安定であり、封印洩れしている自分の力の一部でさえコントロールできない。
『OUT……』の悪役である時臣は、彼の封印を解除、すなわち良雄を殺すことにより、その力を暴走させ日本をひいては世界を破滅させようとしている。その時臣を阻止するのが、竜夜や貴雄たちの役目なのである。 彼は善でも悪でもない、単なる力そのものとして存在する。

B)容姿
短く切りそろえた滑らかな黒髪と精神の不安定さを現わすように様々な光り方をする碧瞳を持っている。彼の力を封印するために、風森家は彼の身体機能がどうなるかなど省みずに魔力を注ぎ込んだため、その反動としてか彼は14才のときに成長を止めている。
容貌は色白の綺麗な顔だちをしているが、その顔にはほとんど表情が浮ぶことはないし、彼が表情を現わすときはどことなく常軌を逸した狂気をその美しい顔に潜ませている。

C)性格
ほとんど、ない。ほとんど感情というものを封じられている。
いや、ほのかな狂気という感情があるかもしれない。
人形同然でさえあるときがあるが、その力ゆえか世界の気配には敏感に反応してしまう。世界が狂気に走れば、彼もまた……。
時臣はそういった彼の”習性”を利用し、世界を狂わせるべく東京で虐殺や破壊活動を行なうのだ。

風森 時臣~TOKyOMI¥KAZUMOLI~
(THE ROUND ABOUT MAGE!!)

性別/♂ 年齢/30才
身長/183㎝ 体重/71㎏

A)概略
『OUT……』における大悪役、わーい。
もとは貴雄の前に風森家の束ねとして、一之守と護家の監視役をしていた。風森家では良雄を別格として、もっとも安定して強力な力を振るうことのできた魔道師であったが、とある事件をきっかけに風森家を出奔。(とある事件とはなんだ!? それが明らかにされるときはくるのだろうか? 実はまだ全然考えてないの)
数年後、今度は風森家の敵として、そのまがまがしき姿を現わすことになる。ちなみに良雄と貴雄のいとこ。
召喚魔法のエキスパートで、異世界より様々な忌まわしき存在を召喚して戦う。とにかく強い!! 並みの能力者ではタバになってもかなわないだろう。竜夜や貴雄でさえ、メタクソにやられるのだから。この人が弱いと『OUT……』は話にならんのよ。悪役ならこれぐらいの根性は見せろ!! とお手本にしたいくらい、強くてしぶとくて悪い奴で、制限はなしに行動する。
また、左手に異世界から召喚した”者”を宿らせて、他者の生気を吸い上げることができる。詳しく書くと、その左手で犠牲者の顔の辺りを掴む、すると左腕の血管(正確には違う)が遊離し、犠牲者の頭に潜り込み中を食い荒らすのである。
これは、別に力が欲しいからそうしているのではなく、他者の犠牲を自らの糧とするサディスティックなシチュエーションを彼が気に入っているだけの話だ。変な奴。
現在は北斗計画に暗殺や破壊活動を行なう者として雇われている。ただし、社長は彼の正体を知らない。
8人の部下を持ち、彼らは時臣により、体に”者”を宿らされて、時臣の為に働かされている。ほとんど使い魔扱い。

”者”メモ。
つらぬく者、剣のごとき者、蛇に似たる者、広がる者、姿なき者、
風のごとき者、炎吐きたる者、見えざる者、忘れられし者、黒き者、
光のごとき者、強き者、巨大なる者、住む者、消えざる者、むさぼる者、

B)性格
とにかく一筋縄ではいかない奴。
快音を誘拐して、竜夜の前で快音の封印を解こうとして竜夜を脅し上げたり、精華なつきの事を殺そうとしたり、いきなり近衛司を殺したり、『破軍星』を盗んだりと大活躍する。作中の悪いことや不吉なことはだいたいこいつの仕業だ。
実は土師家をそそのかし、蠱魂家の壊滅に手を貸したのはこやつ。
ただし、絶対に改心しないし、観念もしない。後悔もしないし、反省もしない。限度も知らないし、知ろうとも思わない。人を殺すことは快楽なだけだし、罪悪感も覚えない。このあたり作者そのものである。
世界を狂気に走らせるトリックスター、世界震該者、これが彼の正体なのである。

C)容姿
猫族を思わせるしなやかな裸身は、ほぼ完全に崩壊しかかった身体機能とは裏腹に、本来猫族は本来肉食であったことを示すように、内に秘めた獰猛{どうもう}性と強靱さを感じさせる。
ばさりと、その長い髪が顔から肩口までにかけて蔽いしなだれかかる。軽くウェーブのかかったその髪は、透明にさえ近いほどに白く、しなやかに彼の頭部を覆った。
いくぶん面長の顔は、整い過ぎるほど整っているが、それは余りに不吉に過ぎる端正さであった。
日本人とは思えないほど落差を有する眼窩{がんか}には、色のほとんどない青色に僅かに近いような瞳を宿した眼球が、二重の目蓋に隠れている。血の通いが悪いのか、両の目蓋は薄く蒼ざめており、深く彫り込まれた眼窩が落とす影とあいまって、まるで天然のアイシャドーのような効果をもたらしている。その両の眼の嶺線は、外に向けて下がる様な曲線を描いて眼尻に達しているが、人の良さを演出するような効果を全くもたらさずに、逆に何をするか判らないような狂気な危うさを感じさせた。色も形も薄い唇は微かに片端を曲げて、酷薄な笑みを浮かべる様子が最も似合うような造りをしている。
美しいというのはこれほど邪悪になれるものか���魔性の美、どんなに感性の鈍い者でもその言葉を思わずにはいられない彼の容貌は、人を惹きつけるのは、そのまま捕えて喰らうためだと言わんばかりである。それは、どんなに恐ろしくおぞましい容貌よりも、ある意味での恐怖を与えずにはいられない。そして、その恐怖を感じ取りつつも、惹き込まれずにはいられない���最高の魔性を秘めた美貌であった。その姿からは、彼の全身を苛み続ける苦痛はその片鱗さえもうかがう事は出来なかった。いや、うかがわせるような事を彼は絶対にしなかった。

ただし、いろいろな格好をする。例えば北斗計画に姿を現わすときは、黒のスリーピースに黒のサングラスといういかにもな格好をして社長に嫌がられたり、渋谷駅前の雑踏でピエロの扮装で道行く人々を1000人ばかり殺したり、『帝都物語』の加藤の格好したりする。かと思えば地味な背広姿で竜夜らと戦ったりもする。一切の常識や制限から自由であることをその服装で表現しているのかもしれない。まさに”混沌”的人物である。

風森 貴雄~TAKAO¥KAZUMOLI

象徴名/UNEXPECTED HALT

性別/♂ 年齢/27才
身長/182㎝ 体重/65㎏

良雄の双子の兄弟。
風森家の束ね。
風王(かぜのきみ)、水神(みなかみ)、火司(ほのつかさ)、
土鬼(ちのおに)と呼ばれる4大精霊を始めとする、自然の霊たちを操る精霊使い。一之守なので竜夜よりも強い、年上だし。
竜夜らとともに、時臣と闘う。
容姿は良雄の双子だけに美男系としておく。それ以外の詳しい設定はまだ未定。あまりアクの強いキャラにはしない予定。
重要キャラなのにあんまりイメージが湧かない困った奴。やっぱ、私は時臣のようなアクが強いキャラが得意なんだね。ある意味、竜夜や快音だってそうとうエグい設定だもんね。

紫月 京一郎~KEYICHROU¥SHIZUKUI~

性別/♂ 年齢/30才
身長/181㎝ 体重/70㎏

紫月家の当主で、治癒や浄霊の術を得意とする。
東京で開業しているお医者さん。傷ついた者を見捨てられない性格の持ち主で、昔から医者を目指していたため、近衛に頼んで上京する。そして、大学を卒業後もそのまま東京で開業して、現在にいたる。専門は外科だが、内科の資格も持っている万能医師。
腕もよく、面倒見がいいので、地域社会で慕われている今どき珍しいお医者さん。
近所とまではいかないが、比較的に竜夜の屋敷とは近いところにその病院があるので、竜夜もよくそのお世話になっている。
高名な紫月の当主が開業しているというので、その道では有名であり、よくその関係の怪我人などが担ぎ込まれる。
月追町の紫月医院は紫月の手による結界が張られ、何かと勢力争いだのをしまくる能力者たちの中立地帯となっている。
時臣が変貌する以前にもっとも彼と親しかった友人。もちろん、時臣の変貌の原因も知っているし、その原因に直接関わっている。そして、その原因を食い止められなかったことを本当に悔いている。狂える魔人『風森時臣』の”活躍”にもっとも責任を感じているのは彼かも知れない。
容姿は30がらみだが、25ぐらいに見える。眼鏡をかけた、子供にも優しいお医者さんだが、護家の当主の義務を忘れたわけではない。すなわち荒らぶる鬼神『時臣』を殺し、日本を守るという。

近衛 司~TUKASA¥KOUNOUE~

性別/♂ 年齢/42才
身長/168㎝ 体重/82㎏

東京を司どる近衛家の当主。
かっぷくのよい、おだやかなおじさんといった感じの人。
性格もその容姿にふさわしく、穏やかで寛容。困っている竜夜を東京に温かく迎えてくれた。
そのなかには、鬼神”時臣”が次に狙っているのが東京を司どる、自分だということを知っており、蠱魂と紫月の協力で自分の身を守ろうという意図があるが、保身のためではない。彼は護家の当主として自分が素質において、京一郎や竜夜に遠く及ばないことを知っており、”時臣”の相手には力不足であることを痛感している。そのため、プライドも捨て京一郎と竜夜に身の警護を頼んでいる。
近衛の当主として40を越えた今でも精進潔斎と修業を絶やさない、努力の人である。ようするに明治時代までは日本人によくいた、本当に責任感の強い古風な人なのだ。私が創るキャラには古風なところを持った人物が多いが、実際私は”古武士”(武士的というのではなく)的と表現されるような人物が本当に好きで、憧れてもいるのだ。大和魂という言葉は大嫌いだけど。
近衛が倒れれば、東京の霊的バランスは崩れ、世界最大の魔道都市に住まう巨大な人々の思念が、どのように暴走するかわからないのである。
しかし、東京の”解放”を目論む時臣の手により殺される。そのときは、竜夜も京一郎、そして貴雄もいたのだが、いや、居る時を狙ったとしか思えないのだが、3人とも自分が死なないのがやっとであった。
所詮、たかが護家の当主では、いかに近衛の結界魔術の使い手といえども相手にはならないのである。しかし、竜夜と京一郎にはまだ伸びる可能性があるのだが、彼らが”時臣”に追い付けるときは来るのであろうか? たぶん、こない。数人がかりでやっと倒す。

精華 なつき~NATUKI¥SEIGA~

性別/♀ 年齢/17才
身長/167㎝ 体重/51㎏

九州を束ねる精華家の当主。
ちなみに精華とは『せいが』って読むんだよ。この姓はお公家さんに実在する。九条家と同じくらい格式が高い。ちょっと、字面と音のひびきがいいので採用。
作者お気に入りの娘。南国気質というか、とにかく明るく元気で活発な女の子。精華家の当主として、魔力付与の術を使うがまだまだ未熟で使いこなせないので、ちょっと落ち込んでいる。でも、剣術は得意で、その敏捷性を活かした剣技を使う。
肌の色は浅黒(トーンだトーンだ)で、くるくるとよく変化する表情を持っている。髪はショートカットという作者好みの容姿ではないのだが、なんかキャラクターとして好感が抱けるタイプなのだ。 高見沢に出会い、彼の事が好きになってしまう。ま、あいつになんかそういう彩りを創ってあげてもいいでしょ、せっかくイラストであんな味のあるキャラにしてもらったのだから。
でも、なんか両方とも性格の強いタイプだから、なんとなく気持ちがすれちがったままで、そのうち高見沢が殺されそうな気がする。
護家のしきたりなんか、とタカをくくって上京してくる。その動機はただの都会への憧れだけなのだから、逆に立派と言えよう。近衛では、なつきが上京したのを当然キャッチしているが、精華家はもめ事と縁のない家系なので、ほおっておいている。いや、逆にそれとなく見守ってあげている。粋だよ、司さん。
猟牙となんらかの形でからませると面白いかも知れん。

土師 舞絵~HAZI¥MAIEN~(月森 舞絵)

象徴名/COMPILING SYSTEM

性別/♀ 年齢/18才
身長/160㎝ 体重/47㎏

現在の土師家の当主で、快音の妹。
普段は舞台俳優として主に関西で活躍している。
すでに、この年で天才の名高く(当然だな)、そろそろ東京でも名が知られ始めている。
能力的には土師の代々の当主でも稀なほどの素質を持っているが、姉である快音にはどうしてもかなわないことを彼女が一番良く知っている。降神の力の片鱗はあるが、どうしても発揮できない。
記憶を失う以前の快音と本当に仲が良く、快音に憧れを抱いていた、ちょっとシスコン気味。
土師家の『神来能』の舞手だが、その本来の役割である降神の技を身につけることができず、いら立っている。ちなみに舞台で演じた『神来能』は舞台用にアレンジした別物で、しかも”能”ではなく、演劇である。
彼女は姉である快音の『神来能』を観ており、そのときの演目である、『桜主』をこともなげに演じてのけたのを知っているので、どうしても自分が土師の当主にふさわしくないのではないかというコンプレックスをぬぐいされない。それだけに快音を奪いさった竜夜に対する怒りには激しいものがある。三角関係だ。

月宮静香~TUKIMIA¥SIZUKA~

性別/♀ 年齢/26才
身長/171㎝ 体重/51㎏

紫月医院の女医さん。静香御前。
連休唯一の書き下ろしキャラ、あわわ。
京一郎の婚約者であるが、婚約してからもう24年も経っている。といっても籍を入れないだけで、それなりの関係はあるのだがね。
月宮家の次期当主で、産れたときより紫月の次期当主である京一郎に嫁ぐことが決まっていた女性。京一郎とは幼なじみである。
月宮のしきたりにより、なんと高校に上がるまで京一郎以外の男性と滅多に口をきいたことがないという超箱入り娘。なにしろ、父の顔さえ知らなかったというのだから恐れ入る。なにしろ、完全女系家族の月宮では、紫月以外の男の存在など単なる種馬といっても過言ではなく、娘と顔を合せることさえ出来なかったのだ。父とはふびんなものよのう。
ちなみに、初等中等教育は月宮系統の教員資格を持った女性の家庭教師が教えているのだな。
そんな彼女が外出できるのは、京一郎と同伴のときだけだというのだから、これはもう陰謀に近いインプリンティングと言えよう。 頭の良い娘で、高校、大学と京一郎に付いてくるのだから偉いもんだ。実際、京一郎の上京の動機は絶対自分に付いてくるハズである彼女の世界を少しでも広げてやろうというものだったのだから、18才の少年がほほえましい限りだ。
ちなみに、京一郎にとって静香は父系でも近い家系だが、母系で見ると限りなく血の濃い従妹だったりする。さて……、医学者である京一郎は自分と静香の関係を遺伝学的にどう思っているでしょう? そう、それが京一郎が静香と結婚しない最大の理由なのである。こういう、歪んだ設定は私の得意とするところだ。

高見沢一樹~KAZUKI¥TAKAIMIZAWA~

性別/♂ 年齢/36才
身長/185㎝ 体重/88㎏

だいぶ前に竜夜の設定のところで名前が登場して以来、ずっとごぶさただった彼の設定を、ようやく公開できるまでにこぎつけました。言うまでもなく、良平の兄で先代の高見沢家当主。
国防軍の少佐で、鍛え上げられた肉体と精神が武器の優秀な軍人である。けっこうシブ目のキャラ。日本人で洋画や向こうの小説などで伝統ある活躍を見せてくれる”少佐”キャラを出してみたかったのだな(余談だが、あの某超有名アニメの某赤いなんとかはキャラとしてはいいけれど、栄光ある”少佐”としては失敗だよな)。 国防軍陸幕2部の将校で、ようするに情報部員として活躍している、まさに高見沢にふさわしい人物なわけだ。彼は、第2次朝鮮戦争に先立って緊張を高める国側のたっての要請で、高見沢当主を捨て国防軍に入ったのである。だというのに、弟が国側のスキャンダルをバラしてちゃいい面の皮である。といっても朝鮮戦争疑惑の記事では『I’OS』の名こそ出、高見沢の名は出さなかったけどね。重大なニュースではニュースソースは明かさないのはジャーナリストの心得である。朝鮮戦争勃発の陰謀では、最大級の活躍を見せるのだが、その動きをさすがの良平にも掴ませなかったというほど彼は優秀な高見沢の人間なのである。だが、良平は良平で取材の動きを掴ませなかったのだから、兄弟間のだましあいは互角と言えよう。
素質は良平が上だが、さすがに彼の技は練れており、現在のところ良平よりも腕は立つ。グリーンベレーやデルタフォースなどの米軍や国防軍の特殊部隊(名未定)の教練将校でもある。
とにかく、かっこええぞこの人は。カブきまくりの気狂い魔道師が暴れ回るときに、軍で唯一冷静沈着に対応するのがこの人なのだ。

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