アズールレーン母港に来た順レビュー その41 エンタープライズ

『アズールレーン・コミックアンソロジーvol.4』もよかったね。

みんな可愛いのが良い。

航空母艦エンタープライズ(ユニオン)

アズールレーンの艦船の中で、一人だけ代表を選ぶとしたら?

彼女、エンタープライズになるということには余り異論では出ないのでしないだろうか?

メインストーリーの中心的役割を務め、ゲーム中の性能も単艦としては最強レベル。

史実での活躍もリアルチート米軍の中にあって、ひときわ目立つ勲章コレクター。

その武勲も「帝国海軍VSエンタープライズ」とまで言われる無双ぶり。

広告でやたら目立ってた赤城と加賀も、やはり二人揃っての対比がないと物足りない。ゲーム中の人気ナンバー1のベルファストも史実の知名度はあまりない。アイコンになっているサラトガちゃんも、やっぱりエンタープライズにはかなわない。三笠さんも武勲や目立ちっぷりはすごいが、入手難易度が高すぎる。長門は最強に限りなく近いが、やはり限定艦だし、ちょっと史実が寂しい。

実際、『アズールレーン』というゲームが最初注目されたのは「海外艦がメインの艦船擬人化ゲーム」としてであった。

その象徴としてのエンタープライズの注目度はとても高かったと言えるだろう。

広告やキャンペーンなどでも、メインを務めることがやたら多く、今でもグッズや展開の量では他を圧倒するものがある。

もちろん、人によって推し艦が違うのは当然として、やはり、『アズールレーン』を代表する艦は誰か? といったら彼女、エンタープライズであることは認めざるを得ないだろう。

良くも悪くも人類史上最強と言われた第二次世界大戦時のアメリカ海軍。

その誰もが認める武勲・知名度ともにナンバー1が彼女だ。

しかも、その武勲のあり方は、決して栄光だけに包まれたものではなく、むしろ第二次世界大戦のときにアメリカ軍が最も苦しく、もっとも戦力が衰えていたときに、満身創痍になりつつも戦線を支え続けてきた苦労艦でもある。

そこからミッドウェーでの奇跡とも言える大逆転を成し遂げ、アメリカ海軍の太平洋戦線における主だった戦いのほとんど参戦しつづけた末の栄光なのだ。

運も実力も名誉もみんなある。

日本人としてはやられ続けた敵であるが、敵ながらあっぱれとしか言いようのない空母である。

そんな米軍どころか人類史上最強の空母を反映したのが、アズールレーンのエンタープライズだ!

美しいストレートに銀髪に長身の映える軍服。黒と白基調としたデザインの要所に赤と金。色彩敵にも素晴らしく、洋弓と甲板という艤装も実によく似合っている。

ああ、これぞビッグE、グレイゴーストと呼ばれた最強空母の貫禄である。

個人的にはSSRの金背景がこれほど似合ってる艦船もないというぐらい、見惚れてしまう。

しかも強い。

性能厨の私が「ええんかこれ?」というぐらい強い。

そもそも、私はゲームでの性能をけっこう気にするタイプなのだが、やはり『艦隊これくしょん』でも、大和と雪風がどんな性能を持っているか気になって、プレーを始めたものである。

それと同じように、アズールレーンを始めたのも、「最強空母として名高いエンタープライズがどんな性能をしているのか?」というのが気になってプレーしを始めた。

・赤城と加賀の九尾の狐デザイン

・プリンツ・オイゲンの美人さとおっぱいホクロ

・エンタープライズの性能

だいたい、この3つが私がアズールレーンをプレー始めた同期として集約される。

そして、そのエンタープライズの性能は私の想像を上回るバランスブレイカーっぷりであった。

何しろ実装当時、単艦では最高の航空力を持っている上にレベル10で70%(!?)の確率で発動する「ラッキーE」で、ダメージが2倍。さらに8秒艦自分自身が無敵になるというオマケつきである。たった一つのスキルでダメージ倍+自身無敵!

まさにチートスキルである。

まあ、あんまりいないだろうが、アズールレーンをやらない人のために説明すると、このスキルが70%という高確率で発動すると、だいたいの敵はいなくなる。

そのせいで、スキル発動音声の、

「終わりだ!」

が発動すると、本当にステージが終わると言われたほどである。

さらに、PVPコンテンツである演習でも、初期の頃はエンタープライズがトラウマになった人が続出するほど、猛威を奮ったものだ。

実際、私はオイゲンの次にSSRでエンタープライズが建造できるという幸運に浴したが、エンタープライズをゲットしてからというもの、通常海域で苦戦することはほぼなくなり、演習でも勝てるようになっていったぐらいだ。

今はそれほど極端なバランスにはなっていないが、アズールレーンのサービス開始当初は、本当に、エンタープライズがいるのといないのとではゲームバランスが段違いになるぐらいの圧倒的強さだったのである。

もちろん、その後いろんなシステムや艦が出てきたので、サービス開始当初のような圧倒的なチート艦ぶりは抑えられているが、それでも強い。

言ってしまえば、サービス開始から一年経過して、いろいろゲームやシステムや改造で盛られるようになって、ようやく開始当初のエンタープライズの強さに追いつき始めたというレベルなんである。

今でも「実家のような安心感」とか「とりあえずエンタープライズ」と言われるぐらいに、シナジーも陣営バフも無関係に、単艦だけでものすごく強いため、主力に困ったらエンタープライズを入れておけばま、ほとんどの場合解決するという万能ぶりだ。

しかも、まだスキル一つ……。

最近、サンディエゴが初のSSR艦での改造がアナウンスされているが、エンタープライズの場合まだスキル枠が2つも残っているという状態である。

現状でも未だに最強空母の一角なのに、他の空母はスキル3つ使ってようやくエンタープライズの牙城を崩せるかどうかという状態なのに、まだ2つ分もスキル枠が余っているのである。

どれほど破格な扱いを受けているか、これでわかるだろう。

おそらく、このバランスブレイカーっぷりは、大和でも許されないだろう。

スキル2つを持っているから戦艦最強レベルの長門ですら納得していない人もいるぐらいだ。

まさに人類史上最強空母たるエンタープライズのみに許される境地であると言っていい。

「まあ、エンタープライズなら仕方がない」

と言われる史実の凄まじさゆえのゲームでの強さだろう。

性能部分だけで語ってしまったが、そのキャラクター性も特筆に値する。

やはりスキル一つで最強と言われるだけあって、単純明快に「強い女」。

ストイックで余計なことを考えずに戦いに邁進する一途な武人としてエンタープライズは描かれている。

ストイックといっても、クールというのは少し違う。

冷たい炎のような物静かで言葉は多くないが、その秘めた闘志は、アズールレーンに登場するすべての艦が一目置くほどに熱い。

まさに孤高。

だが、好感度が上がってくると、指揮官にだけ心を許し始めるのがまたズルイ。

「戦争が終わったら何がしたい? ───私? 多分あなたについていくだろうな。戦場以外ならあなたのそばが一番安心する。私を連れていって……もらえるか?」

なんのひねりもなくストレートに好意を伝えてくる。

一番恋愛で強いタイプですわ!

実際、いろいろと妄想をしたり二次創作を読んだりするが、

「エンタープライズのフラれるシーン」は想像できない。

なんというか、戦争にも強いが恋愛にも強そうなんである。

実際、エンタープライズは良妻賢母になりそうなのが間違いない。

家事が苦手なタイプに思われそうだが、

ほぼ公式と言って良い『びそくぜんしん』によって、ユニオンの聖母ことヴェスタルさん仕込みの腕前であると判明した、家事得意勢である!

なにこのひと、かんぺき超人すぎる!

にしても、ポニテエンプラさんもいいな……。

おそらくは育ちがとてもいいのだ。

個人的な意見だが、個人のブログなので書かせてもらうと、ヴェスタル(スキルでもカップリングしている)や瑞鶴との関係やエセックスの登場で、少し百合的に騒がれているエンタープライズ周辺。

だが、エンタープライズは百合やレズとは簡単に絡ませたくないんである。

私はめんどくさいオタクで百合というかレズをテーマに長編小説一本描いちゃったぐらいなので早口になるかけど、エンタープライズって、まさにアメリカの象徴として描かれているわけだよ、もうUSA!USA!なわけでUSAの基本精神といったら、やはりWASP的価値観抜きにしては語れないわけだよ、そしてエンタープライズってキャラクターはそのWASPの良い部分だけを抜き書きしていったようなきゃらだと思うんですよ、だってアメリカ史上最高の武勲艦にして、アメリカ人の誇りなわけよ? 日本人だって大和が擬人化されるとしたら大和撫子であってほしいと思うでしょ? やはりアメリカ人としてもエンタープライズはアメリカの美徳のかたまりであってほしいわけだよ、つまりは勇気と開拓精神とそしてキリスト教、厳密にいうとプロテスタント的美徳の塊で遭ったほしいわけだ、だとするととてもじゃないが簡単に百合とかレズとか同性愛なんて絡めてほしくなくなるわけだよ、そもそもヴェスタルとエンタープライズは惣領息子と乳母の関係のようなもので、百合やレズという考えはまったく双方もってないと思うんだ、というかむしろヴェスタルの方がその服装からもわかるように、エンタープライズにキリスト教的美徳を叩き込んだ人だと思うのよ、もちろんヨークタウンもそうやってエンタープライズを育ててきただろうし、ホーネットなどの姉妹たちはまさにアメリカ人の理想とする家族像として毎週日曜日には教会に通っていただろうし、子供の頃は慈善事業としてレモネードを売ったりしていたような姉妹なんだよ! とてもじゃないが、軽々しく百合とかレズとかを絡める気にはなれない、そもそも瑞鶴との関係だって、血みどろだよ? 何度も大戦中にライバルとして生死を争ってきた間柄で、やはりこれも好敵手として位置づけていきたい、エセックスに至っては第二次世界大戦型航空母艦の決定版として就役して、ちゃんとその名にふさわしい武勲を挙げているのに、人はみんな空母と言えばエンタープライズ、エンタープライズというように常に比較されてきたわけだし、そもそも自分が就役するまで、太平洋戦線を支えてきたのがヨークタウン姉妹レキシントン姉妹なわけで、そこを軽々しく百合とかレズとかにしてしまうのは、ダメだというわけではないけど、むしろもったいないでしょ? こういういろいろな苦難の果てに百合の花やレズの実を咲かせ実らせるのが妄想の醍醐味でしょ? あのさ美少女コンテンツでちょっと交友関係があっただけで、すぐに記号的に百合だのレズだのにしちゃうってのは、なんというかダメとは言わないけど、もっと掘り下げて楽しんだ方が愉悦も高まるというのに、すぐにそういう絡ませ方しちゃうのよくないと思うんだよ、つかそういうので失敗してきたコンテンツとかもみているわけでしょ? 別に百合やレズに限った性癖ではなくて、いろいろな禁断の性癖ってものは、それを開花させるために慎重に手順を踏まないと楽しくないのよ、特にアズールレーンの場合、アレとかコレがらみで、すぐ短絡的に性癖直結させちゃう人が流れてきているけど、そういうのってネトゲで異性に出会うとすぐに下半身に直結させちゃう男ボーイのような無様さが見えてしまうので嫌いなんだよ、下半身直結厨というのがいるけど、二次創作や妄想コンテンツでもすぐに自分の性癖に直結させちゃう性癖直結厨っているよね、そもそもそういう性癖直結の人にいいたいんだけど、生まれたときから性癖をしっていたわけじゃないでしょ? なんらかのコンテンツのキャラクターやストーリーやシチュエーションを見てきて、そういう性癖が目覚めたり、そういう自分を発見してきたわけでしょ? つまりあったのはキャラクターやストーリーやシチュエーションがあって、はじめて自分の性癖とかが開発されてきたわけで、逆にキャラクターやストーリーやシチュエーションを自分の性癖に歪ませて喜ぶようになってしまうのって、本末転倒でしょ? もっとね、キャラクターやストーリーやシチュエーションを読み込んで、それらの素材の味を活かしつつ自分の性癖を開花していくのが醍醐味なのに、すぐに直結させちゃったらつまらないでしょ? 余計なお世話かもしれないけど、あんまり大手を振って性癖マウントとかしてくる人増えすぎでしょ? 話は戻すけど、エンタープライズっていうキャラクターってのは百合やレズにつなげるには、まずそういう数々の障害があるってことをまず知ってほしい、本人は武人肌で、しかもピューリタン的潔癖さを持っている堅物なのだ、だからこそ、彼女に禁断の扉を開かせるには苦労するし、そして苦労した末にこそ大輪の花が咲くわけだよ、ベケツに百合やレズにするなといっているわけではなく、こういう難関を乗り越えた末に開く蜜を味わいたいわけだよ、私は。

あいつ。

ともあれ、エンタープライズさんは、確かに堅物でまっすぐな人だが、まっすぐなだけにお茶目な所があるのも面白いところだ。

このノリノリエンタープライズさんは衝動買いしてしまったが、買って本当に良かった。

とても楽しそうで、なんというか逆にこういうクリスマスなどのピューリタン的美意識に沿ったイベントだと、すごく楽しそうにするのが可愛い。

これだけノリノリでハメを外してもキャラクターが壊れていないのがいい。

アズールレーンのいいところは、けっこう艦船たちに変なことをさせたりするが、基本的にキャラクターは崩さないんだよね。

プリンツ・オイゲンの正月衣装ののんべえぶりとか、鉄血キャラなのに一見違和感あるが、ちゃんとその酔い方がプリンツ・オイゲンというキャラクターを崩していないのでいい。

こういう「キャラをいじっても崩さない」という芯の通し方は創作にはとても重要なのだ。あれだ崩すとどうなるかは、けっこういろんな人が見に覚え在るはずだ。私は最近見たけど、いたたまれなかった。

ともあれ、私がアズールレーンが好きなのはこういうイベントやアンソロジーなどでも、「キャラはいじるけど崩さない」といううのは絶対防衛圏として死守することを忘れないからだ。

そういう意味ではメディア展開についてはかなり信頼している。

アニメもそんなに心配していない。

エロとか露出の高さばかりが目立っているけど、案外、よく見るとキャラを崩さずにいろんな事をさせているのがわかるはずだ。こういう所、だいぶ中国に追いつかれているか追い抜かれているなって感じるところだ。まあ、最近は日本も、そういう崩しで目先の利益を貪るクリエイターたちが淘汰されているので、けっこううまくやるようになってきたなと思っている。

いろいろ話はずれたけど、本当にエンタープライズを語ると、アズールレーンそのものの根幹にふれることになるというのがよくわかっていただけたと思う。

まさにアズールレーンの象徴。

エンタープライズとはまさにそんな艦船なのだ。

「次回(以降)予告!」

スポンサーリンク